今のナンパAVに“ガチ”のナンパはないというのは本当か?

週プレNEWS / 2012年8月23日 15時0分

「今、ナンパAVで“ガチ”ナンパってあるのかな? オレの知る限りないですよ」と言うのは5年以上ナンパAVの現場スタッフとして働くG君(25歳)。

「現場は、だいたい“1日撮り”ですね。段取りとしては、最初にナンパしてインタビューする。次はホテルに移動して“からみ”の撮影。撮影はナンパ組とホテル組の2班に分かれて1日で4人撮影する。もちろん、女のコは全員企画系女優の“仕込み”です」

ナンパAVの誕生は、1980年代半ばにまでさかのぼる。雑誌業界で投稿雑誌ブームが起き、シロウトのパンチラ写真や性交中の写真を撮影するナンパカメラマンが登場したのだ。それを知ったAV業界の人間が、ナンパAVを作りはじめたのだという。やがてそれは話題を呼び、多くのメーカーが手がけるようになった。

「でも“ガチ”ナンパだと女のコのレベルまで計算できないから、仕込みの女優を入れ込むわけです。当然、クオリティは上がったけど、ナンパのリアリティはなくなる。そのせいか1990年代後半に一度、ナンパAV人気は下火になった」(AV業界に詳しいコアマガジン社の編集者、松沢雅彦氏)

ところが2000年代になり、インディーズAVの雄、ソフト・オン・デマンドが“マジックミラー号”というナンパ車を引っさげて登場すると、これが大ヒット。その理由は、メーカーのコンセプトが「あえてむちゃをする」ことだったからだと言われている。

しかし、冒頭でG君が語ってくれたとおり、現在のナンパAVではシロウトのナンパはほぼ消滅してしまった。前出の松沢氏が解説する。

「やっぱり“ガチ”だとロケに何倍も時間がかかる。そんな手間暇かけてやるほどのことはないって制作側の判断です」

もともとはすべて“ガチ”で作られていたナンパAV。このまま絶滅してしまうのだろうか。

「やっぱり、メーカー側が冷めているのかな。メーカーが始末書を書くぐらいの覚悟がないとダメですよ。メーカーもデカくなればなるほど、会社を守ろうとしてむちゃできなくなる。ユーザーはデカい会社か小さい会社かなんて関係ないし、『バカなメーカーだな』と思われるくらいむちゃしないと」(20年以上、現場でナンパAV撮影に立ち会ってきた男優兼監督の島袋浩氏)

男としては、奇跡の巻き返しに期待したいところだ。



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