虎の“アニキ”金本知憲が阪神の監督に絶対なれないウラ事情

週プレNEWS / 2012年10月19日 10時0分

アニキこと阪神の金本知憲(ともあき・44歳)がついに現役を引退した。

引退試合となった10月9日、甲子園での最終戦を見届けたばかりのトラ党(30代)が叫ぶ。

「アニキには阪神の監督になってもらいたい! それで巨人の監督は清原。阪神vs巨人戦で乱闘になったら、アニキと清原のタイマンで決着つける。盛り上がるで」

一緒にいた別のファン(30代)もこう応じる。

「そや。金本監督を支えるのは矢野(燿大・あきひろ)ヘッドコーチ、赤星(憲広)守備走塁コーチ、今岡(誠)打撃コーチ、そして、まだ引退してないけど藤川(球児)投手コーチがええ。最高の首脳陣や。フロントも選手も、誰も逆らえへん(笑)」

引退したばかりというのに、早くも球団復帰のラブコール。それも監督として。さすが、アニキ人気は根強い。

だが、トラ番記者のほぼ全員がクビを横に振って断言する。

「金本が阪神の監督に? 絶対にありません!」

いったい、なぜ? トラ番記者のひとりがこう話す。

「昨年、週刊誌で投資がらみの金銭トラブルが報じられましたよね。金本が暴力団の名前を出して相手を脅したというものですが、これが痛い。タイガースの親会社は電車を時刻どおりに運行することを何よりも重んじる阪急阪神ホールディングス。“無難”を優先する社風だけに、スキャンダルが事実無根でも、金本を監督に迎えることには慎重になるでしょう」

別のトラ番記者は違う理由を披露する。それは南信男球団社長との確執だ。

「反・星野仙一派の南社長は2007年の就任以来、星野カラーの払拭・追放に力を入れてきた。その最後のターゲットが金本なんです。実際、南社長は『代打でもいいから、来季も現役を続けたい』と直談判する金本に、『王さん、長嶋さんが代打を務めたことがあっただろうか?』と突き放し、半ば強引にユニフォームを脱がせてしまった。しかも、南社長の周りは中村勝広GMなどイエスマンばかり。南体制は強固です。この南社長が球団に君臨するかぎり、金本が監督として阪神に戻ってくる可能性はゼロです」

また、アニキが偉大すぎることも、球団フロントがいやがる大きな要因となっている。在阪スポーツ紙デスクが説明する。

「チームの不動の4番として圧倒的な成績を残してきた金本に、球団も首脳陣も何も言えない状態が続いていました。真弓明信前監督時代、金本がシーズンの抱負をメディアから聞かれ、『選手だけの力で優勝したい』と放言したことがありました。これはダメ采配を繰り返す真弓監督への明らかな批判。

しかし、球団はなんのペナルティも科すことができなかった。それほど金本の存在感は圧倒的だったのです。その金本を監督にしたら、中日の落合博満前監督のように全権監督になりかねない。編成、起用法、コーチの年俸まで決めることになる。そんなこと、ワンマン体制を築きつつある南社長がよしとするはずがない。やはり、金本の監督就任はあり得ません」

一方のアニキも球団上層部から毛嫌いされていることはよくわかっていて、反発を強めている。

「引退後は解説者として活動することになるでしょう。ただ、これだけの実績のある選手。どこかの専属になるのでなく、殺到するオファーから最も条件のよい仕事をその都度選ぶという、フリー解説者になると思います」(在阪スポーツ紙デスク)

球界には、衣笠祥雄(きぬがささちお)、掛布雅之、清原和博、江川卓(すぐる)など、ビッグスターだったのに、なぜか監督になれずにいるかつての名選手がいる。アニキもこのアンラッキー組の仲間入りをすることになるのか?

(取材/ボールルーム)



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