ボランティアで会社を休むことはできるのか?

週プレNEWS / 2012年11月1日 13時0分

企業のボランティアへの理解度はどれくらいあるのか? 気になる“仕事との両立”の可能性をチェック!

“頼りになりそう”と女子に人気なだけでなく、実は就職活動でも高評価だと言われるボランティア男子。ここは積極的に挑戦したいところだが、“無償”という原則を守って熱心に取り組むと、生活が危うくなってくる。

そこで日本を代表する大企業に、社員のボランティア活動をどのようにとらえているのか、アンケートしてみた。尋ねた質問は、「ボランティア経験は入社試験でプラス評価されるのか?」「社員のボランティア休暇はあるのか?」のふたつ。その回答を、以下にまとめた。

●NEC



「ファミリーフレンドリー休暇」という名称の制度を利用することで、ボランティアだけでなく本人の業務外の傷病の治療・療養、家族の介護、学校行事などの複数目的を対象に最大20日の有給の休暇を取得することが可能

●伊藤ハム



個人の積立保存年次有給休暇を使って参加することができる。ただし、その場合、事前に活動計画書(活動内容、目的、場所、期間など)を提出し、会社の承認を得る必要がある

●ソニー



ボランティア休暇、ボランティア休職の両方の制度があり、ボランティア休暇は最大20日取得可能。ボランティア休職については、国、地方公共団体または社会福祉法人等の団体における、社会福祉等の社会貢献度の高い活動に参加する場合および青年海外協力隊における海外援助活動を行なう場合、取得可能

●日本IBM



全社員を対象にした「ボランティア・サービス休暇」制度あり。年間最大12日を限度に、通常の有給休暇とは別に、特別有給休暇を申請することができる

●トリンプ



取得可能日数は原則最大で14日間とし、特別休暇(有給)とする。分割での取得も可

●富士通



有給休暇もしくは積立休暇を利用してボランティアへ参加することができる。いずれも給与は100%支払い

●JT



ボランティア休暇制度あり(有給休暇であり、勤務成績考査への影響もなし)。取得可能日数は1事業年度につき5日間

●大和ハウス



有給休暇扱いで年に5日取得可能、失効年休の積立制度で年間100日まで積立可能。多くの社員が活用しており、2011年度には1542名が取得している

●サッポロビール



会社に在籍したまま最長3年休職し、ボランティア活動や自己啓発のための活動をできるようにしたフロンティア休職制度あり。過去の例としては、青年海外協力隊への参加なども

●ブリヂストン



ボランティア休暇制度は最大5日取得可能(保存年次休暇を、ボランティア休暇としてとることができる)。2011年は117人が取得している

「ひとつ目の質問の回答が載っていないじゃないか!」という点については、実はほぼすべての企業から返ってきたのは同じ趣旨の回答。すなわち「取り組み姿勢や熱意などさまざまな観点から総合的に判断しております」(ダイキン工業)ということで、要するにボランティア経験そのものよりも、ボラによって自分がどう成長したか、という点が評価ポイント。就活では、ここを重視するように。

ところで、興味深いことにベンチャー企業からは、さらに踏み込んだ回答が返ってきた。

「学生時代のボランティア経験は最重要視しています。ボランティアをするためには日程の調整や、お金の準備が必要であり、それはすなわち自己管理ができる人間ということですからね」(日本クリードCEO、大関真悟氏談)

ベンチャー企業を目指す場合も、ボラ活の経験は生かせるぞ!

(取材・文/逸村弘美 島田文昭 小林奈津子 撮影/倉田真琴)



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