【サッカー日本代表】采配や選手起用で冒険しないザッケローニは信頼できない!

週プレNEWS / 2012年11月9日 10時0分

いよいよ14日に、ワールドカップアジア最終予選のオマーン戦を迎えるザックジャパン。現在、勝ち点10でグループBの首位を独走しているが、アウェーでは何が起こるか分からない。正念場はこれからというわけだ。

だが、ザッケローニの目指すサッカーは、いまだ完成の域に達しているとは言い難い。先月の欧州遠征ではフランスから金星を挙げたにもかかわらず、ブラジルには0-4で完敗。対戦するタイプによって柔軟な対応できず、脆(もろ)さを露呈する結果となってしまった。

その要因と挙げられるのが、同じメンバー、同じポジションを貫き続けるザッケローニの采配だ。スポーツライター・杉山茂樹氏の声は厳しい。

「ブラジル戦で明白になったのは、ザッケローニには流れを変える交代はできないということ。本人も『試合の入りはよかったけれど、1点、2点と点を取られて調子が悪くなった』と言っていましたが、その流れを変えるのが監督仕事のはず。手をこまねいたまま4点を取られたわけです。彼にとっては先発メンバーがすべて、試合の中でアイデアを出すことがない。W杯で格上のチームに勝つためにはイチかバチかの采配が必要なのですが……」(杉山氏)

サッカーライターの浅田真樹氏も、ザッケローニの手腕には疑問を抱く。

「ピッチを広く使って自らイニシアチブを取るモダンなサッカーをするという、おおまかなサッカーのやり方は評価できます。ただ、現在の固定したメンバーをいつまで使い続けるつもりなのか。本大会出場を決めたら方針を変えるつもりかもしれませんが、それにしても遅いという気がします。代表チームを率いた経験やイタリア以外の国で仕事をした経験がないことを含めて、全幅の信頼を置くべきではない」(浅田氏)

特に、代表で本来の輝きを放てていないのが、左サイドで起用され続けているエース・香川真司だ。所属するマンチェスター・Uのように、トップ下こそが香川がもっとも機能するポジションだという声もある。

識者はどう見ているのか。「香川本人のことだけを考えたらトップ下のほうがいいでしょう」と語るのは、 サッカーライターの了戒美子氏だ。

「でも、チーム全体のことを考えたら、左サイドに置くということも当然考えられます。それは日本代表でもマンチェスター・Uでも一緒。逆に左サイドで使われることに慣れていけば、そこでもっといいプレーができる可能性もある。また、ブラジル戦の後半は、むしろ香川が前で本田がトップ下のような位置にいることが多かった。現状では香川と本田のコンビネーションこそがこのチームの攻撃の生命線なので、どちらがトップ下に向いているかという議論はあまり意味がない」

まだまだ選手個人のレベルアップが必要だということだ。前出の杉山氏は、現在の日本代表の戦力をこう分析する。

「強いのか弱いのかと聞かれたら、4年前より戦力的に2割方アップしています。ブラジルW杯ではベスト8にいける可能性もあると思っています。ただし、それは戦い方次第だし、組み合わせ次第。グループリーグ敗退もあり得るのが今の日本です」

どんな相手でも、自分たちの戦い方を貫ける強さ、それがザッケローニだけでなく選手ひとりひとりにも求められている。



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