タブレット対応の「Win8」がiPadの牙城を切り崩す?

週プレNEWS / 2012年11月5日 13時0分

10インチ市場でWin8に攻勢をかけられているアップル社が発表したばかりのiPad mini。だが、7インチのタブレットは「電話のできないちょっと大きなスマートフォン」という意見も……

10月26日、タブレット端末にも対応した新世代OS「Windows8」が発売された。遂にタブレット市場に乗り込んだWindows勢は、絶大な人気を誇るiPadの牙城を崩すことができるのか。

ジャーナリストの石野純也氏は、Win8が搭載されたタブレットが「iPadの初めてのライバルになる」と予想する。Win8はそんなにスゴいのか?

「かなり使えます。まずiPadはキーボードがついてないため入力が弱い。その点、Win8はもともとがパソコン用のOSなのでビジネスユースとして使えますし、Win8搭載機にはキーボードつきモデルが多いですからね。それと今回、初めてタブレットでの利用を本格的に想定したOSなので、タブレットとしてもサクサク動きます。ですから、出張に行くのにiPadだけだと物足りない、テキストも打ちたいし、ブラウザも同時に見たいとなると、パソコンをタブレット感覚でも使えるWin8がいいということになります」(石野氏)

確かに、iPadは文章の入力などには向いていない。

「Win8は値段は少々高くなりますけど、パソコンとしてもタブレットとしても使えますから、市場に受け入れられやすいと思います。それに、Windowsですから圧倒的に法人に強い。今までタブレットを仕事で使うのをためらっていたサラリーマンが、初のタブレットとしてWin8搭載端末に流れることは考えられます。一方で、パソコンとしては使いづらい10インチのiPadが苦戦する可能性もなきにしもあらずです」(石野氏)

iPadが発売されて2年半。iPad miniなど持ち運びに便利な7インチ端末も充実し、いよいよタブレットの使い方も多様化しつつある。この先、タブレットはどう進化していくのか。石野氏はサイズの面から、こう予測する。

「実は7インチのタブレットにも難しい部分があります。というのも、7インチのタブレットって、言ってしまえば電話のできないちょっと大きなスマートフォンですからね。一方でスマホはサムスンのGALAXY Noteのように、どんどん大きくなってきています。そのうち、どこかでタブレットとスマホがぶつかるんじゃないか。それで、結局は電話ができたほうがいいと、タブレットとスマートフォンが一緒になる運命なのではないかと。そのサイズは6インチあたりではないでしょうか」

それは「電話のできるタブレット」になるのか、「大きいサイズのスマホ」になるのか、現時点ではまだわからない。しかし、次なる変革のときは、そう遠くない未来に迫っているようだ。

(取材・文/頓所直人)



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