ソーシャルメディアを駆使して勝利せよ! 今、話題のソー活とは?

週プレNEWS / 2012年11月6日 6時0分

満員の企業説明会会場内で、人事担当者の話に熱心に耳を傾ける就活生たち。その膝の上にはスマホやノートパソコンがズラリ!

Facebook上では、自社の採用ページを立ち上げる企業が続出。一方、企業説明会では就活生がスマホやノートパソコンを駆使し、その企業の採用ページを閲覧したりiPhoneのマイク機能で人事担当者の話を録音する――。そんなソーシャルメディアを駆使した就活法、“ソー活”が急速に広がっている。

ツイッターなどを活用して自身も複数の大手企業から内定を得た経験がある、就活支援企画集団「しゅうかついったー」代表の伊澤諒太氏が現状を話す。

「今、就活生の多くは活動前までにスマホに切り替え、これを使って説明会予約をし、自身のFacebookページで志望企業のリアルタイムの情報を仕入れ、そこで得た膨大な情報は自宅や外出先でも同じデータをチェック&編集できるクラウドで一括管理する。また、Facebookからは志望企業に直接アプローチするばかりか、OB・OG訪問の検索ツールとしてフル活用しています」

就活サイト『ソー活.com』を運営する、ちかなりの兵頭秀一社長もうなずく。

「就活生が活動を開始する8月時点でのFacebookユーザー数は、2012年卒1万人、2013年卒4万人、2014年卒9万人と加速度的に増えています。一方で採用側も、Facebook内に自社の採用ページを立ち上げた企業が昨年度の約100社から今年度に約1400社まで増えていました」

Facebook採用ページの「いいね!」数ランキング(2013年度、10月29日時点)では、リクルート(1万4056人)、ニトリ(1万2052人)、電通(7169人)など、上位10社に人気企業がズラリ。

「一方で、長野県の電気機械メーカーや岡山県玉野市など、これまで就活生の目に留まらなかった中小・零細企業や地方自治体がFacebookページを続々と立ち上げ、ウェブ上での存在感を高めています」(兵頭氏)

膨れ上がるソー活市場。その牽引役になったのがIT企業だ。ITジャーナリストの高橋暁子氏が背景を明かす。

「まず2011年3月、IT大手のサイバーエージェントがFacebook限定説明会を開催しました。当時のFacebookの国内利用者は300万人程度。かなり情報感度の高い人材が来ると見込んでのことでした。マーケティング会社のトレンダーズも『Facebook上に友達が200名以上いる学生』は一次面接までをスキップさせる選考を実施。いずれもSNSを使いこなす優秀な学生の獲得に成功しています」

SNSを活用すれば必ず就活がうまくいくというワケではないが、採用する側にもされる側にも必須のツールとなりつつあることは確かなようだ。

(取材・文/興山英雄)

■週刊プレイボーイ47号「激化するソー活(SNS就活)最前線で勝つ人負ける人」より



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