ハロプロ卒業まで3ヵ月。真野恵里菜「“アイドル”という言葉に逃げずにいたい」

週プレNEWS / 2012年11月16日 6時0分

「卒業して演技の世界に行ったときに、絶対に『どうせハロプロでしょ!』なんて言わせないようにしたい」と語る真野ちゃん

2013年2月23日。中野サンプラザでのソロコンサートを最後に真野恵里菜は、ハロプロを卒業する。残り3ヵ月。卒業の理由、今の心境。……そして、真野ちゃんが後輩に残したい“真野イズム”とは……?

■“アイドル卒業”。その先にある未来

―来年の2月にハロプロを卒業する真野ちゃんですが、ハローとして最終曲『NEXT MY SELF』が12月12日に発売されます。この曲は……ヤバいですね。

真野 仮歌を聴いてる時点で泣きそうになりました。歌詞には、私のことを歌ったような部分もあって。「ひとりでピアノを弾いてた」「希望と涙を抱えて歌った」っていうところは……ソロになった当時のことを思い出しました。

―ハロプロは、真野ちゃん以外、みんなグループです。当時、どう思っていましたか?

真野 寂しかったですね。“うれしい”“悔しい”“楽しい”。一緒に共有する人がいなかったので、全部自分の中に収めてました。親にも心配かけられないから言えなかったし、マネジャーさんにもデビュー当時は全然しゃべれなくて。私はハロプロエッグの2期で、同期はもう誰もいないんですよ。だから本当に寂しかったです(笑)。

―そんなわけで……なぜハロプロを卒業しようと?

真野 高橋(愛)さんや新垣(里沙)さんの卒業を見ていて「私もいつか卒業ってあるんだろうな」って思ってたんです。で、去年くらいから外で演技のお仕事をさせていただくことが多くなって。そこで同い年の女優さんが、ひとりで現場へ来てたりするんです。そういうのを見ていると「私は恵まれてたんだな」って実感して。

―恵まれていた、ですか。

真野 常にマネジャーさんがいて、スケジュールを管理してくれて。「これじゃいけない」って思ったんです。それに、「もっといろんなものをもっと見たい。いろんなことを経験したい」って思ったときに卒業なのかなって。それに演技をやっていると、ライブができなくなったり、CDリリースも間が空いたりするから、ファンの皆さんにも不安を与えちゃうし……ケジメをつけなくっちゃって。中途半端はイヤだなって。

―それじゃあ、ハロプロ卒業後はお芝居に集中すると。

真野 はい。歌自体は続けたいですけど……、集中したいです。

―2009年の3月にハロプロから、エルダークラブ(安倍なつみ、松浦亜弥などの、お姉さんメンバー)がごっそり卒業したじゃないですか。あのときボクは「みんな“アイドル”を卒業するんだ。これから、彼女たちの職業ってなんだろう?」って思ったんです。そういう意味じゃ、真野ちゃんもハロー卒業で、職業を変えるってことになるのかな、と思うんです。

真野 そうですね。私も“アイドル卒業”ってことになると思います。“アイドル”という言葉に逃げないような、それ一本でやっていくっていう……。でも実は友達にも同じことを言われたんです。でもそのとき、「女優になる」って、言い切れなかったんですよ。

―自信がなかったり、恥ずかしさもあったりで、ですか?

真野 それもあるし、“女優”って言い切るのは違う気がして。……でも、認めてもらいたいんです。ファンの皆さんの中には、「歌一本でやってほしい」って方もいますけど……認めてもらいたい。

―ツイッターをやってますよね。いろんなファンの方からの厳しい意見も来てますよね?

真野 たっくさん来ます! ついアツくなって返したりもしちゃって。でも、……強くなれましたね。例えば、ものすごいキツく「キライだ」って言ってくる方だって、逆を言えば、私のことが気になってるってことじゃないですか。だからこそ「私を気にかけてくれてる人を全員好きにさせてやる!」って思えるようになりました。

■「どうせハロプロ」とは絶対に言わせない!

―卒業するにあたって、真野ちゃんがハロプロの後輩たちに残したいものってありますか?

真野 うーん……、ソロでデビューした先輩でいうと、藤本(美貴)さんと松浦(亜弥)さんって本当に大きかったと思うんですよ。ライブとかすごかったですから。

―確かに! 松浦さんなんか、大きな会場で「3階席の一番後ろの左から2番目の席の青い服着た人、見えてますよー!」なんていう、会場のすべての人を相手にしたライブをしてましたもんね。

真野 そうなんですよ! そう考えると、いろんなものを私は受け取ったと思うんです。でも私は、ハロプロに4年いて……まだ何も残せてない気がします。

―では、あと4ヵ月。何を残したいですか? “真野イズム”的な。

真野 ……私って、ファンの方から「すごい人間っぽいよね」って言われるんですよ。人間味がすごい出てるって。落ち込んだりとか、怒ったりとかが激しいって。

―確かに。ツイッターでのアップダウンを見てると感じます。

真野 あはは(笑)。でも、そういうところを後輩には見てもらえたらなって思います。“アイドルだから、すべてを我慢しなきゃいけないわけじゃない”。人間なんだから悔しいときは悔しいって言っていいと思う。もっと感情的に。

―真野ちゃんが後輩に残したい“真野イズム”は「人間くさくあれ!」ってことですね。

真野 はい(笑)。それと、私が卒業して演技の世界に行ったときに、絶対に「あぁ、どうせハロプロでしょ!」なんて言わせないようにしたいです。むしろハローに興味を持たせたいくらい。

―「え? ハロプロってアイドルなのに、こんなに演技すごいの?」って驚くくらいに。

真野 そうです! だから残すものも大事ですけど、ハローのために新しい道を示したいですね。それが恩返しだなって。そのためにも、演技を頑張らなくちゃって。

―頑張ってください! 全力で“アイドル”として駆け抜けたハロプロイズムを胸に!

真野 はい! あと3ヵ月。もう悩まないと思います。卒業するまでの時間がもったいないですからね! ハローを楽しみます!

(スタイリング/市川栄治 衣装協力/LureMagic)

●真野恵里菜(まの・えりな)



1991年生まれ、神奈川県出身。2006年にハロプロエッグ第2期メンバーに。13年、2月ハロプロを卒業する



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