世の男女が悶絶する謎の病気「モニカ病」とは?

週プレNEWS / 2012年12月19日 10時0分

写真のようにお尻の激痛のため中腰で内股気味にステップするさまを、吉川晃司氏のデビュー曲「モニカ」を歌う姿に見立てて命名。実際の吉川氏の動きはYouTubeなどで確認できるぞ

今、「モニカ病」なる病気が一部のネットユーザーの間で話題となっている。11月26日に『笑っていいとも!』の名物コーナー・テレフォンショッキングにゲスト出演したミュージシャンの星野源さん(31歳)が、この“奇病”を語ったことがきっかけだ。

星野さんによると、「モニカ病」は就寝の一番深い眠りのときに襲ってくるらしく、症状は肛門と男性器の間、いわゆる「アリの門渡(とわた)り」付近になんの前触れもなく突然、つったような激痛が走るのだという。

なすすべもなく、起き上がってウロウロするしかないほどの痛み……その苦しむ姿が、歌手・吉川晃司さんのデビュー曲『モニカ』を歌っているときの動きに似ているため、星野さんがこう命名したそうだ。吉川さんを敬愛しているという彼らしいネーミングだが、外科や肛門科に何度診てもらっても、彼は「異常なし」と診断されたという。

また、星野さんの話によると、以前に共演した某俳優も「オレも同じ症状がある」と告白。さらに、奥さま雑誌『クロワッサン』に執筆したエッセイでこの症状について書いたところ、読者の主婦から「私も『モニカ病』かも」という反応がいくつもあったという。モニカ病に悩んでいる人は、男女問わずけっこういるようなのだ。

当然ながら、医学界では「モニカ病」などという名の病気は存在しない。しかし、ネット上ではこの病気は「特発性肛門痛」ではないかという臆測が飛んでいる。

これについて、肛門の病気に詳しい寺田病院大腸肛門病センターの寺田俊明氏は「患者さんを見ない限り、正確に診断することはできませんので、星野さんが特発性肛門痛かどうかはわかりません」と前置きした上で、こう答える。

「肛門痛というのは肛門付近の痛みを伴う症状。また特発性とは原因がわからない病気のことを指します。つまり、原因がはっきりしない肛門痛のことを特発性肛門痛というのです。原因は不明ですが、ひとつはメンタル面の影響が考えられています。例えば、特発性肛門痛の症状が現れた患者さんに、(痛み止めの)麻酔のふりをして、ただの生理食塩水を打っても、痛みが止まることがあります」

仕事のプレッシャーや生活のストレスが、肛門に激痛を走らせることもあるということか……。

「また、お尻を冷やしたことで括約筋が緊張し、痙攣(けいれん)して痛みを引き起こしている可能性もあります。もともと括約筋の強さは人それぞれで、診察していても、肛門がまるでファイティングポーズをとっているかのように構えてしまっている人もいるんです。そういう方は、往々にして精神的にナイーブなタイプ。こういう人が、痙攣性の肛門痛にかかりやすいともいえます」(寺田氏)

思い当たる症状がある人は、まず専門医に相談したほうがいいだろう。

(取材・文/コバタカヒト、撮影/五十嵐和博)

■週刊プレイボーイ53号「現代の奇病『モニカ病』ってなんだ!?」より



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