いま、中古ケータイの需要が高まっている理由とは?

週プレNEWS / 2013年3月27日 6時0分

型落ちから最新モデルまで、スマホがズラリと並ぶ中古ケータイショップ。商品の状態や付属品の有無などによって値段もピンキリだ

近頃、スマホの普及に伴い、中古のスマホとガラケーが市場に流入し注目されているという。

東京・秋葉原の中古パソコンショップなどをのぞいてみると、これまで店舗の片隅にひっそりとあった中古ケータイ(“白ロム”とも呼ばれる)のコーナーが、けっこう幅を取っている。また表通りの目立つ場所にも、何軒かの中古ケータイショップが店を開いている。

各店舗が扱う商品も多種多様だ。最も多い機種はau、ソフトバンクモバイルのiPhoneだが、NTTドコモのアンドロイドスマホも新旧含めいろいろと並んでいて、値段も安いものなら数千円からとなっている。これを中古で安く手に入れれば、スマホライフをぐーんとコストダウンできるのでは?

ケータイの料金に詳しい、フリーライターの後藤一泰氏が分析する。

「以前に比べて日本の中古ケータイの市場が活性化しているのは事実でしょう。海外ではスマホ普及以前から、中古のケータイを売買することがごく普通に行なわれていました。クルマを買うとき、予算に余裕のある人は新車を、コストを抑えたい人は中古車を買うように、中古ケータイの世界でもそのようなすみ分けができていたんです。日本はいろんな特殊事情があって、そうした中古市場の発展が遅れていたわけですから」

その特殊事情とは、どのようなものだろうか。

「日本のケータイは、ほかのキャリアで利用できないようSIM(シム)ロックがかかっています。またドコモ、ソフトバンクとauでは、通信方式も異なります。そのため、中古のケータイも、使っているものと同じキャリアの機種しか買えないんです。これが市場の広がりを限定的にしていました。またガラケーが主流だった時代は、各キャリアとも『毎年のように新たなサービスを開始し、それに対応した新機種を発売する』という手法で、購買意欲をあおってきました。つまり中古のケータイは見劣りする存在だったのです」

それが最近になって、中古ケータイの需要が高まってきた背景には何があるのか。

「アンドロイドやiOSといった世界共通のプラットフォームを使うスマホでは、多少古くても実用には十分な機能を備えている機種が少なくありません。またスマホの普及でガラケーの高機能化も止まり、そこそこ古い機種でも通話オンリーなら問題なく使えます。そのため、中古ケータイに注目が集まってきたのです」

型落ちでも実用に十分ならばよいという人は、とりあえず中古ケータイショップをチェックしてみてはいかがだろうか。

(取材・文・撮影/本誌「中古スマホ」取材班)

■週刊プレイボーイ14号「中古スマホはこう使え!」より

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