10年後に食いっぱぐれない仕事のキーワードは「アナログ」?

週プレNEWS / 2013年3月29日 13時0分

コンプライアンス重視の流れのなかで、品質管理検定の仕事は将来性有望だ

先の見えない時代にあって、10年後に食いっぱぐれない仕事を選ぶための基準はあるだろうか。『10年後に食える仕事 食えない仕事』の著者であるジャーナリスト・渡邉正裕氏によると、そのキーワードになるのが「輸出型」と「アナログ」だという。

「日本の財政破綻が近づけば、さらに円安が進みます。すると当然、輸出型の企業は国際競争力が上がり、輸出メーカーは一時的に好景気に入るんです。当然、給料も上がっていくはずなのです」(渡邉氏)

とはいえ、輸出型企業も数多い。間違った仕事選びをしないためにも、次に肝心となるのが「アナログ」というキーワードだ。

「デジタル分野で世界とわたり合うのは大変ですが、精巧なモノづくりが重要視されるアナログ製品の生産は日本企業に一日(いちじつ)の長がある。誰もが知っている企業でいうと、オリンパスが代表的。内視鏡づくりの技術は、生産工場に知識が蓄積されていて、職人技のたまものなんです。デジタル化で大量生産しようとしても絶対にできません。誰もマネできないアナログ製品をつくっているメーカーは中小企業にもたくさんありますし、本当に最強ですよ」(渡邉氏)

そうしたメーカーへ就職活動するのであれば、やはり資格は持っておいたほうがいいだろう。なかでもオススメなのが、品質管理検定(QC検定)である。

これは品質管理に関する知識をどの程度持っているかを筆記テストによって判断するもので、企業コンプライアンスが重要視される時代だけに、今、最も注目を浴びている資格のひとつなのだ。

1級から4級まであり、3級・4級は学生や派遣社員向けで、難易度はそこまで高くないという。

「長引く不景気から、社員に品質管理の教育をきちんと行なえる企業が少なくなってきました。逆に言うと、正しい品質管理の知識を持っていれば、幅広い分野で活躍することができるんです」(大手人材派遣会社社員)

将来有望で難易度も高くないという品質管理検定の資格、挑戦してみる価値はありそうだ。

(取材・文/高篠友一 イラスト/服部元信)

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