セルジオ越後の一蹴両断! 第303回「CLベスト8でバルセロナに惜敗! PSGに拍手を送りたい!」

週プレNEWS / 2013年4月25日 14時0分

よく「トーナメントで一番面白いのはベスト8」といわれるけど、欧州チャンピオンズリーグ(以下、CL)の準々決勝も好ゲームばかりだった。

なかでもスリリングな展開で面白かったのがバルセロナ(スペイン)vsパリ・サンジェルマン(フランス。以下、PSG)。前評判の低かったPSGが本当によく頑張った。ここ2、3年の大型補強はダテじゃなかったね。ホームでの第1戦は2-2で引き分け。そして、アウェーでの第2戦、PSGは高い位置からプレスを仕掛け、鋭いカウンターで主導権を握り、ついに後半5分に先制点を奪った。一瞬、番狂わせが起きるかなと思ったよ。

ところが、後半17分にケガ明けのメッシが途中出場すると流れは一転。バルサが主導権を奪い返し、同点に追いついた。結局、アウェーゴール数の差でバルサが6季連続のベスト4進出となった。“たられば”を言っても仕方ないけど、PSGは先制点を奪う時間、つまり、メッシをベンチから引きずり出す時間が早すぎたね。後半20分とか、もっと遅い時間の得点であれば、違った結果になっていたかもしれない。

ただ、それにしても、カンプ・ノウ(バルサの本拠)であれだけ積極的なサッカーをしたのは見事。さらなる大型補強も期待できそうだし、来季以降、PSGはCLの優勝争いに絡んでくるんじゃないかな。

劇的な結末という意味では、ドルトムント(ドイツ)vsマラガ(スペイン)がすごかった。第2戦の後半ロスタイムにドルトムントが2点を奪って逆転勝ち。ベスト4進出を決めた。

もっとも、最後のゴールは明らかにオフサイド(笑)。約8万人収容のスタジアム(ドルトンムントの本拠、ジグナル・イドゥナ・パルク)の異様なムードに審判がのみ込まれた。マラガは不運だったね。




レアル・マドリー(スペイン)vsガラタサライ(トルコ)は、下馬評どおりにレアルが勝ち進んだけど、ガラタサライもホームの第2戦を3-2で勝つなど意地を見せた。

唯一、一方的な展開になったのはバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)vsユベントス(イタリア)。バイエルンがホームでもアウェーでも2-0で快勝した。正直、ここまで差がつくとは思わなかった。久しぶりにブンデスリーガで独走し、史上最速の優勝を決めた力と勢いは想像以上。名門らしく勝ち方も知っているね。

準決勝の組み合わせはドルトムントvsレアル、バイエルンvsバルサ。ドイツ勢vsスペイン勢という面白い構図になった。

予想は難しいけど、僕は決勝でクラシコ(「伝統の一戦」の意。バルサとレアルの対戦のことを指す)が実現すると見ている。

まず、ドルトムントはほかの3チームより地力が劣る。準決勝の相手のレアルとはグループリーグで対戦して1勝1分けと健闘したけど、さすがに今度は厳しいんじゃないかな。

バイエルンとバルサは力と技の激突。接戦になるだろう。ただ、バルサにとっては2戦目をカンプ・ノウで戦えるのは大きなアドバンテージだ。

ウェンブリー(イギリス・ロンドン)での決勝は一発勝負だから何が起こるかわからないけど、ケガなどでメッシが欠場しないかぎり、僅差(きんさ)でバルサが有利と見る。さあ、どうなるかな。

(構成/渡辺達也)

週プレNEWS

トピックスRSS

ランキング