「国民栄誉賞」松井秀喜、来季は巨人監督に就任か?

週プレNEWS / 2013年5月14日 18時0分

国民栄誉賞を受賞した松井秀喜氏(38歳)の巨人復帰が一気に現実味を帯びてきた。

“唯一の任命責任者”であるナベツネこと渡邉恒雄球団会長(86歳)は、松井氏を「次期監督候補」と公言。当の松井氏も5月5日の東京ドームでの授賞セレモニーで「また皆さんの前に戻ってきたいという気持ちはあります。野球から離れることはない。何か恩返ししたい気持ちがある」と語るなど、巨人・松井監督の誕生はタイミングだけといった感もあるが、実際のところはどうなのか?

そもそも、2003年にメジャーに移籍以降、松井氏と巨人との関係はギクシャクしていたはずだ。08年、巨人が聖域ともいえる背番号55を高卒ルーキーの大田泰示(たいし)に与えた際も、松井氏は「スッキリした」とコメントを残すなど、両者の溝は深まる一方にも見えた。また、渡邉会長もつい最近まで、「監督にするならイチロー」「いずれ高橋由伸監督は誕生する」という発言こそすれど、「松井を監督に」などと語ることはなかった。

スポーツ紙の巨人番記者はこう説明する。

「ナベツネさんの腹の中では、巨人を捨てた松井に対するわだかまりはあるでしょうし、(高橋)由伸のほうが適任だと思っているはず。ただ、背に腹は代えられない。人気回復の起爆剤が欲しい巨人側が松井復帰を望むのは当然です。実際、昨年も松井に対して水面下で選手として戻ってくるよう交渉していましたから。結局、彼が昨年12月に引退を発表したので、今度は次期監督としてどうかとラブコールを送っているわけです」

すでに監督のポストが確約された上でコーチとして来季から入閣するという一部報道もあるが、巨人側が“飛び級”で監督就任を要請する可能性もあるという。

「昨年、過去のスキャンダルを暴かれた原辰徳監督は、昨シーズン限りで退団する意向でした。しかし、後継者もいなかったこともありナベツネが慰留、どうにか続投となった。ですから、原体制はシーズン成績がよくても、おそらく今年で終わる。スキャンダル続きで悪いイメージを払拭(ふっしょく)したい巨人としては、ファンに愛され、大物で、かつスキャンダルとは縁のない松井以上の人材はいません」(スポーツ紙デスク)




できることなら来季から松井新監督で再スタートを切りたい――巨人サイドからすれば、それが偽らざる本音なのだ。

一方の松井氏はどうか? 授賞セレモニーでは、巨人復帰について前向きに発言していたが……。

「コーチ経験もありませんし、さすがに監督は時期尚早だと思っているでしょう」(球界関係者)

また、松井氏は巨人というチームへの愛情はあるものの、親会社である読売新聞社や渡邉会長に対する複雑な思いを払拭できずにいるという。

「彼はミスター(長嶋茂雄)との国民栄誉賞同時受賞を一度は辞退しましたが、『自分は国民栄誉賞にふさわしくない』という気持ちとは別に、どこまでもミスターと自分を利用しようとする読売サイドに対する疑念もあったと思います。今回のダブル受賞に至った背景に読売が絡んでいるかどうかはわかりませんが、松井がナベツネや読売の差し金があった、と感じ取ったのは間違いない。いずれにせよ、“雪解け”にはもう少し時間が必要だと思います」(前出・球界関係者)

となると、来季の巨人・松井監督誕生はない?

「いや、授賞セレモニー以降、確実に外堀が埋まりつつありますからね。ファンの待望論も日に日に増している。愛する巨人の窮状だって無視はできないだろうし、ファンの気持ちを大事にする彼のこと、頼まれたら断れないのでは」(前出・番記者)

野球ファンとしては、早く「松井監督」の勇姿を見てみたいが……。

(取材・文/コバタカヒト)

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