AGA(男性型脱毛症)治療薬「プロペシア」は本当に効くのか?

週プレNEWS / 2013年7月22日 10時0分

世の男子の悩みのひとつといえばAGA(男性型脱毛症)、つまりハゲだ。

AGA発症にはメカニズムがある。睾丸から分泌されているテストステロンという男性ホルモンが、思春期以降、ジヒドロトストステロン(DHT)という悪玉のホルモンに転換され、これが毛が生える周期を短くするタンパク質を毛乳頭で作り出してしまうのだ。

ちょっと難しいので簡単に言うと、正常な睾丸機能を持っている男性なら、いずれAGAになるということだ。

実はこのDHTの作用を抑える薬が存在する。AGAに“効く”飲み薬として有名なプロペシアだ。

プロペシアの効果について、頭髪医療の第一人者で数々の著書もある東京メモリアルクリニック・平山の佐藤明男院長がこう説明する。

「プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、善玉の男性ホルモンであるテストステロンが、悪玉の男性ホルモンであるDHTに転換されるのを防ぐ働きがあります。この治療効果は高く、私の統計では99・7%の人で脱毛の進行を食い止めることに成功しています」

つまり、飲んだほとんどの人に効果があったということ。

「それから、AGAは若いかどうかよりも、発症してから何年たっているかが大事で、発症からの期間が短いほうが効果は表れやすいですね」(佐藤院長)

早期発見、早期治療が治療効果を高めるのは、ほかの病気と同じだ。

だが、プロペシアには“副作用”があるというウワサも聞くが……?

「勃起不全などの男性機能の低下という副作用が2%ぐらい起こるといわれています。ところが、それは理論的にはあり得ないことで、プロペシアを飲んでDHTを阻害すると、血中のテストステロンの分泌量が上がるので男性機能の低下は起こらないといえます。

ではなぜ、こうした副作用があるといわれるかというと、40代ぐらいの方は特にそうですが、年齢的に下半身の機能が低下してくる時期と、薬を服用する時期が一致してしまうからでしょう。男性機能低下の副作用があるといわれ、自然に起きていることを薬の副作用として報告されているのではないかということです。それでも心配な人は薬をやめれば回復するので、安心してください」(佐藤院長)

気になるのがそのお値段。月々いくらくらいの薬代がかかるのだろうか。

「AGAは自由診療なので、クリニックによって違いますが、安いところでは月8000円ぐらいでしょう。ただ、並行輸入品の未承認薬を扱うクリニックがあるんですが、偽物もあるので要注意です。良い医者選びというならば、やはり純正品のプロペシア1mgを処方してくれる先生がいいでしょうね。

それから、もうひとつ。頭部の写真を撮って経過を見せてくれる先生。例えば、脂質異常症で医者に通えば、血中コレステロール値などを測ってくれますよね。髪の毛の場合、数値では測れませんから写真を撮って経過をサポートするしかありません。ですから、写真を見せてくれる先生がいいと思います。まあ、あまりいないみたいですけどね。そういう場合は、少なくとも自分で撮ってみてもいいでしょう。あとは、根気よくやるのが大事です」

迷っている間も抜け毛は待ってくれない。AGAと闘うのは今だ!

(取材/頓所直人、興山英雄)

週プレNEWS

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング