Tehuの「残念ながら、アイドルヲタです。」第2回:AKB48のコント番組で人生が変わった!

週プレNEWS / 2013年10月11日 16時0分

アイドルにハマる以前の発言を「黒歴史」と呼んでいるTehu。自身にとっては、アイドルヲタになってからのほうが真実の姿なのだ(画像はブログから)

AO入試で慶応義塾大学環境情報学部(慶應SFC)に合格し、これから半年間をどう過ごそうかと真剣に考えこんでいる高校3年生のTehuです。

とりあえず、行きたいアイドルイベントのリストアップは急いでやるとして(笑)、今回は僕がアイドルにハマったきっかけをお話しましょう。

そもそも、僕の通っている灘中学校・灘高校は生粋の男子校。イケメンエリートを狙った女子高生がわさわさとやってくる文化祭を除けば、女子と触れ合う機会はまったくありません。

しかも、僕はお世辞にもイケメンとはいえない。将来の志望も「灘校→東大→エリート!」みたいな同級生たちとは真逆の道を歩もうとしています。中学3年生の頃から学外で仕事をするようになりましたが、iPhoneアプリの開発で有名になったせいか、知り合うのはIT系の方々がほとんど。華やかなイメージがある業界ですが、基本的には理系男性で占められているので、女子からは遠ざかるばかりだったのです!

そんな荒んだ生活を送っていたため、当時(2010年)話題になりつつあったAKB48というグループは、僕にとっては無関係な世界の出来事に見えていました。

……いや、正直なところ、彼女たちがすごく充実した日々を送っているのが感じられ、うらやましかったのかもしれません。

当時の僕のTwitterへの投稿を見ると、

「Listening to“ポニーテールとシュシュ” by AKB48」


「※AKBに興味はありません」


「女性アーティストはPerfume一択です」

などと供述しており、食わず嫌いを続けていました(PerfumeはJ-POP枠だったのです)。わざわざ「※AKBに興味はありません」と書き込んでいるあたりに、強がっている様子が見て取れますね(笑)。

※参照「【ネタ研究】TehuのAKB観の変化」http://blog.allnightnihon.com/?p=293

そんな僕に転機がやってきたのは2011年秋、NHK・Eテレのある番組から取材依頼が来たときでした。

取材内容は、その当時に何度も受けていた「アプリ開発について」。しかし、番組のウェブサイトで出演者をチェックしたときにびっくりしたのです。

MC以外がみんな僕と同世代で、モデルやアイドル、俳優としてバリバリ仕事をしている現役学生の芸能人たち。「こんなに同世代が活躍しているんだ!!」と衝撃でした。そのなかにはAKB48のメンバー、前田亜美さんと多田愛佳さん(現HKT48)もいたのです。

“中学生でiPhoneアプリを開発”という肩書にマンネリを感じていた僕は、打開策を探るべく、すでに自分よりも遥かに高い知名度を持っていた彼女たちに注目するようになりました。

「ファンはアイドルのどんなところに惹かれるのか?」を客観的に研究すべく、僕が真っ先に手を伸ばしたのは、CDでもライブでもなく、ひかりTVで毎週放送されていたAKB48によるコント番組『びみょ~』

今思えば、何でこれに手を伸ばしたのか定かではないのですが、結果として、アイドルヲタになる道を切り拓くきっかけになったのです。

その内容に、僕は文字通り“人生が変わってしまうほど”の衝撃を受けました。ステージでは華やかに着飾り、歌って踊って青少年を魅了していた人気メンバーたちが、ジャージ姿でボケをかまし、全身タイツで粘着床にへばりつく。それまでアイドルに偏見を持っていた僕にとっては、あまりにもショックな光景でした。

そして、あっという間にハマってしまったのです。アイドルファンのなかでは、「嫌っていた人ほど、いざハマったときのスピードは速い」という定説があるそうですが、まさに、僕がそのタイプ。

『びみょ~』を見てから2週間で、AKB48に一気にハマってしまい、CDショップで中古のシングルを買い漁り(実はiTunesよりもCD派なのです)、メンバーが出演するバラエティ番組を録画し始めました。そして気がつけば、ほぼ全員の顔と名前が一致するようになっていたのです。われながら、短期の暗記力には長けているなあと今でも感心します(笑)。

すると、今度は「推しメン」を選ぶ段階がやってきます。

僕は特定のメンバーが好きでAKB48に興味を持ったわけではないので、最初は「箱推し」(グループ全体のファンのこと)だったとも言えますが、次第に、自然に気になる「推しメン」が現れてくるものです。

僕にとってそれは、今やセンターの座にまで上り詰めた指原莉乃さん(当時は総選挙9位)でした。

ちょうどTBSの冠番組『さしこのくせに』が終了したばかりの頃でしたが、すでに指原さん関連のコンテンツは世の中にあふれていました。指原ファンの入門タイミングとしては、これ以上ないベストな時期です(笑)。

なぜ“指原推し”になったか? それは連載第一回目でも述べたように、僕のなかでは、アイドルに対する視線が常に「尊敬」を伴っているからです。

当時から指原さんのバラエティセンスは抜きん出ていていたし、先輩芸能人との絡み方や話し方など、鼻につくほど図々しいところがすごく気に入りました。直感で、「こいつは大物になる」と感じたのです。

偉そうにすいません! でも本当にそう思っていて、実際に彼女はセンターになりました。“指原推し”としては、うれしい限りです。

さて、そんなところから始まった僕のアイドルヲタ歴ですが、推しメンを巡る歴史は、実のところ、そんなに単純なものではありません。アイドルに一瞬にしてハマった僕が次にとった行動とは!? 次週もお楽しみに!

<今週の気になるアイドルエトセトラ>


じゃんけん大会が終わったばかりの今だからこそ、やっぱりAKB48のビジネスモデルについて考えたい。天井が見えかけている総選挙や、昨年から過労やトラブルが絶えない握手会を今後どうするのか? 次の目玉イベントはなにか? ドラフト会議は面白い試みではありますが、あえてゲスい話をするとあまりお金にはならないでしょうし、反感も生まれると思っています。じゃんけんも4回目ではさすがにマンネリ化を避けられないので、秋元さんの“次の一手”が気になります!

Tehuの「残念ながら、アイドルヲタです。」は、毎週金曜日更新です!

■Tehu(てふ)


1995年神戸市生まれ。灘高校3年生。デジタルクリエーターとして多くのプロジェクトに参加するほか、講演や執筆など多岐にわたって活動している。著書に『スーパーIT高校生“Tehu”と考える 創造力のつくり方』(Google日本法人元名誉会長の村上憲郎氏との共著)がある。


オフィシャルウェブサイト:http://tehu.me/


Twitterアカウント:@tehutehuapple

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