わずか6日で取引可能! スマホがカード決済機になる「スクエア」を試してみた

週プレNEWS / 2013年11月2日 6時0分

今、話題のカード決済システム「スクエア」。スマホの下についているリーダーにカードを通して、画面にサインすれば決済完了だ

先月、ユニクロ銀座店が導入したことで話題を呼んだ、モバイル決済サービスの「スクエア」。

アメリカからやってきたこのスクエアは、一部コンビニで販売している約2.5×2.5×1.2cmの小型リーダーをスマホのジャックに挿(さ)すだけで、そのスマホがクレジットカード決済機になるという革命的サービスだ。

スクエアリーダーの価格は、なんと980円。さらに、現在様々な店舗で目にしているクレジットカード決済機の手数料は、大手の場合、物販なら5.25%、飲食なら6.3%が平均だが、スクエアの場合、一律3.25%に設定されている。

今のところ取り扱いカードはVISA、マスターカードの2種類のみだが、世界的には北米を中心に加盟店数420万以上、年間取扱金額は150億ドル以上となっている。

まさに“流通の黒船”ともいえるスクエアだが、はたして誰でも簡単にカード決済機を所有することができるのだろうか? そこで、記者が実際にコンビニでスクエアリーダーを買い、使ってみた。

説明どおりに作業を進めると、たった数回の操作で専用レジアプリをダウンロードでき、わずか7分で承認のメールが到着、使用準備が整った。6日後には銀行口座承認案内が届き、取引可能となった

使用時は、専用レジアプリを起動して取引金額を入力し、クレジットカードをリーダーに通す。決済の認証は、タッチパネルの液晶に指でサイン。これで決済完了。最速で翌日、遅くとも数日以内に、販売者の口座へ料金が振り込まれる。

いったいどういった審査内容だったかは不明だが、確かに記者はカード決済機を入手することができた。あまりに簡単だったため、一抹の不安も。もし審査や決済にスキがあった場合、違法風俗や薬物の取引、ヤミ金融などにも簡単に利用されてしまうのではないだろうか。

かつてヤミ金融を個人営業し、金利だけで毎月500万円以上を集金していたというB氏はこう指摘する。

「街中に『即日小額融資』と書いた紙を張って、来たヤツに翌日とか1週間後の返済を約束する1万円の借用書を書かせ、その場で金利1000円分を引いた9000円を手渡す(翌日返済の場合なら年利3650%!)。これがオレらのやっていた商売で、面倒なのは回収だけ。でも、スクエアなら使用時に承認されれば数日後には確実に集金できる。

それに、このシステムならもっと安全な“合法的金貸し”も可能や。例えば消しゴム1個をスクエアで100万円で売り、その場で現金90万円を“キャッシュバック”してやれば、表向きは単なる商取引。それで数日後には貸した90万円も、金利分の10万円も振り込まれるわけやからな」

さすがに「消しゴム1個100万円」はムリだろうと思いつつ登録してみると……なんと滞(とどこお)りなく作業は完了してしまった。

もちろん100万円というとカード利用枠の問題もあるが、10万円くらいなら、本当に超高額消しゴムを売買できそうだ。

とはいえ実際は、審査も決済も厳しく監視されているはず。利用方法を守って、楽しく活用すれば、スクエアは流通に革命を起こしてくれる。

(取材・文・撮影/近兼拓史)

週プレNEWS

トピックスRSS

ランキング