煙なしでもうまい? JTが販売開始する“加熱型たばこ”の実力

週プレNEWS / 2013年12月14日 6時0分

電気で加熱し、たばこ葉成分が含まれた“霧”を味わう「プルーム」。燃焼に伴う煙や灰が出ないのが特長だ

何かと肩身の狭い思いをすることの多い愛煙家に朗報?

12月中に日本たばこ産業(JT)から発売予定の、電気加熱型たばこ「プルーム」(3500円)。これはたばこ葉が詰まった専用の「たばこポッド」(7銘柄・各12個入り・460円)を電気で加熱し、発生するベイパー(たばこ葉成分が含まれた霧状のもの)を吸って楽しむものだ。

これまでにあった電子たばこは薬事法の関係でニコチンを含有しておらず、あくまでも“たばこ風”だったのに対し、プルームは「パイプたばこ」として財務省の認可を受けた、れっきとしたたばこなのである。

JTの広報担当が説明する。

「プルームはたばこの香りや味を純粋に楽しむ、まったく新しいスタイルのたばこ製品なんです。海外ではオーストリアやイタリアなどですでに販売し、好調な売れ行きを見せています。最大の特徴は紙巻きたばこと違って火を使わないため、燃焼による煙や灰、においが出ないことですね」

ということは、禁煙のオフィスなどでも堂々と吸えるってこと?

「ただ、たばこポッドを加熱したときに蒸気やにおいが若干ながら発生します。周囲の方に十分配慮し、マナーを守ってご使用ください」(JT・広報担当)

では、気になる使用感はどうなのか。発売前のプルームを試させてもらった。

プルーム本体は、重量、大きさともに万年筆ほど。USBチャージャーが付属しており、パソコンにつないで充電することができるのだ。それゆえ、ますますオフィスのデスクで吸いたくなるのだが(苦笑)。



たばこポッドは全7種類。そのなかには「メビウス」と「ピアニッシモ」というおなじみの銘柄も。メンソールもあるので、好みのフレーバーを見つけられそうだ。

使い方としては、プルーム本体にたばこポッドを挿入し、スイッチを入れるだけ。ジワジワと加熱されていき、スイッチ回りの表示ライトが点滅から点灯に変われば喫煙準備オーケー。時間にして30秒ほどだ。それでは、どう吸うのがベストなのだろうか?

「シガーやパイプのように口の中にベイパーを含み、紫煙をくゆらせてもいいですし、紙巻きたばこと同じように肺まで吸い込んでいただいてもいい。いろんな楽しみ方を見つけてもらいたいですね」(JT・広報担当)

肝心の吸い心地は、ひと口吸い込んだだけで、たばこの芳醇な香りがフワッと口の中に広がる。まさに、たばこそのもの。とはいえ、紙巻きたばことは多少の感覚の違いがあるので、いきなり肺まで吸い込むより、慣れるまで口の中で楽しんだほうがよさそう。

ポッド1個につき、喫煙時間は10分から15分ほど。途中で電源を切っても、ポッドの味や香りがなくなるまで繰り返し楽しむことができる。

そして、気になるにおいだが……禁煙の週プレ編集部でプルームを吸いながらこの原稿を書いていたのだが、誰ひとり気がつかないレベルだった(笑)。

あえて、ひとつだけ苦言を呈すなら、重量と形状の関係でくわえたばこができないこと。仕事中に吸うのではなく、やはり休憩中の一服向きかも。

当面は商品説明とアフターケアの観点からネット販売に限定される予定で、年齢確認のために運転免許証や住民票などの画像をオンライン登録しなければならない。

その手続きはちょっと面倒だが、喫煙の自由度が広がる可能性を秘めているのは間違いない。愛煙家なら一度試してみては?

(取材・文/高篠友一)

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