進む若者の“無修正離れ”。AVのモザイクあり派が増えている理由 

週プレNEWS / 2014年3月29日 6時0分

今、「若者の無修正離れ」が進行している。

言葉足らずなので、もう少し詳しく説明しよう。男性なら誰でも一度は、その向こう側にあるものを見てみたいと目を細めたAVのモザイク。だが最近は、「むしろ、AVにはモザイクがあったほうがいい」という若い男性が増えているのだ。

いったいどういうことか? 恋愛や男女間の心理に詳しく、セックス心理学にも造詣の深い神戸メンタルサービスの平準司氏に聞いた。

「『モザイクあり派』の男性は、女性を美化しすぎている傾向があるのではないでしょうか。女性の局部はきれいで、すてきなものだという思い込みから、案外グロテスクだという現実をモザイクの向こう側に置いてしまいたいと考えているんでしょう」

モザイクで隠すことにより、自分に都合のいい妄想に置き換えることができる、美化できる、ということか。

「局部がどんなに臭かろうが汚かろうが、俺は君のことを愛するんだという自信があればいいのですが、過度に美化した理想を持つタイプは、それが現実と違うというギャップを埋める脳内作業がすこぶる苦手。いわゆる草食系男子と呼ばれる人たちはこのパターンが多いように感じます」(平氏)

“草食系男子”という言葉が誕生して久しいが、「無修正離れ」もその傾向のひとつといえるのかもしれない。

平氏は、無修正離れ男子の性行為について、こう推測する。

「おそらく彼らはセックスの際、自ら電気を消しています。自身の性器を相手に見せたくないのです。これを心理学では『投影』と呼びますが、自身のコンプレックスやいやな部分を相手に映し出しているんですね。つまり、彼らがモザイクの向こう側に隠しておきたいのは女性器だけでなく、自らの男性器でもある」(平氏)

「見えないから見たい」のではなく、「見たくないものは見ない」。これもまた、欲望に忠実といえば忠実である。もちろん、こうした意識の変化の背景にはネットの普及がある。

「例えば、リンゴのことを絶対に考えるなと言われると、逆にリンゴのことを考えてしまいますよね。心理学的には、モザイクがあることによって、本来ならばむしろ女性器を見たくなるはずなんです。ですが、今は無修整の動画があふれているため、いつでも見られる存在に成り下がってしまっています。リアルでの性交経験が少ない状態で動画の女性器をたくさん見てしまうと、幻滅しやすいのかもしれないですね」(平氏)

めちゃくちゃ大きくて粗いモザイクで育ったオジさんたちには信じられないだろうが、無修正・モザイクのどちらも見ることができる環境で育った世代にしてみれば、ただ見たいほう(モザイクあり)で見ているだけなのだ。

(取材/昌谷大介、牛嶋 健[A4studio])

■週刊プレイボーイ14号「草食化もここまで来た!? 若者に“無修正離れ”が起きている!」より

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