連続昏睡強盗犯“声優アイコ”の、本当の姿が新宿2丁目から見えてきた?

週プレNEWS / 2014年7月22日 6時0分

女だと思われていた容疑者が実は“男”……そして、“おなべ”だった?

一昨年から東京都内で相次いでいた、“声優のアイコ”を名乗る“女”の昏睡強盗事件は、逮捕されてから女性だと思われていた杉並区在住・神(じん)いっき容疑者(30歳)が「実は“男”だった」と報じられたことでさらなる注目を集めた。全国紙の社会部記者が明かす。

「容疑は今年2月、杉並区の男性会社員を、彼の自宅で睡眠薬入りの酒を飲ませて眠らせ、約2万円と腕時計10個を盗んだというもの。本人は全面否認しているものの、同様の事件を2年前から都内で十数件起こしていた疑いがあります。そして、捜査の過程で彼が心と体の性が一致しない性同一性障害であることが判明し、本人もブログでそれを明かしています」

神容疑者もよく訪れていたという、さまざまなジェンダーの集う街・新宿二丁目のゲイバー店主がこう証言する。

「神ちゃんは“おなべ”なの。生物学的には女性だけど、性自認は男性。だからいつも男の服を着てるし、髪の毛は短髪だし、自分のことは『オレ』って言うわ。数年前に乳房を取ってるけど、下(性器)の手術はやってないって」

いったい、神容疑者はどんな複雑な事情を抱えていたのか? さらに、新宿二丁目で容疑者に関する証言を集めてみた。

「神ちゃんは2年ほど前から店に通ってくれている大切な友達よ」

そう話すのは、新宿二丁目にあるゲイバー店主・A氏だ。「酔っぱらうとほかの客に絡(から)んでは『オレはいつか映画で主演張ってやる!』なんて大口叩くし、カラオケでMAXの『GET MY LOVE!』をノリノリで熱唱しちゃうし、『オレ、訓練して立ち小便ができるようになった!』なんてケラケラ笑ってるし(笑)。神ちゃんは愛すべきバカなのよ。……まったく、あんな事件を起こすなんて、ホントにバカよねえ」

続けて、神容疑者の犯行動機についてはこう推測する。

「神ちゃん、乳房を取る手術はしてるんだけど、病院が悪かったのか、実は、その手術が失敗だったのよ。術後、『胸がまた膨らんできた……』って悩んでたわ。性転換手術も『お金がないからできない』って言ってたし」

体を男性に変えるには多額のお金が必要となるのだと、別のおなべバーの店員が教えてくれた。

「女から男に体を“工事”する人の多くは、手術代が安価なタイへ行きます。それでも乳房除去とペニス形成に渡航費込みで200万円はかかる。手術後も、保険が適用されない男性ホルモンを病院で打たないと男性の体は保てませんから、その維持費として、毎月1万円近くはかかります」

その上で前出のA氏の話。

「神ちゃんは『役者を目指している』と言ってたけど、定職に就いてなかったし、バイトもしてなかったようだから、収入は生活保護以外にほとんどなかったみたい。だから、性転換手術を受けるために、あんなことをしでかしちゃったのかしら……」しかし、10年ほど前に性転換手術を済ませた、別のおなべバー店員のC氏はこんな違和感を口にする。

「彼は女装をして犯行を繰り返していましたが、私たちからすると、女装すること自体が信じられないんです。子供の頃から、女の子の服を着せられるのが苦痛でした。思春期に胸が膨らんでくることも、自分に女性器があることも気持ち悪い……。だから女装して、男に擦(す)り寄るなんて想像するだけでもいやなんです。神容疑者は『おなべ』 と報道されてますが、単純に恋愛対象が女性だっただけなのでは? だから女性の体のままでいいし、女装も平気。それって業界的にはレズビアンのタチ(男役)に当たるんです」

体も女性らしい丸みを残していたこともあり、周囲では同意見が多いという。さらに、C氏はこんな見方もしている。

「性転換手術というのはお金以上に覚悟が必要。子宮を除去して、ペニスをつけた後、“こんなはずじゃなかった”と後悔し、自殺する人もいます。そこには男として生きていくための覚悟が必要なんです。でも、昏睡強盗なんてやっちゃう人に、そこまでの覚悟があるとは思えません」

知ろうとすればするほどわからない神容疑者の“男心”。謎解きは、今後どう進むのだろうか。

(取材/興山英雄)

■週刊プレイボーイ31号「おなべ昏睡強盗犯 声優アイコの"男心"の謎」より

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