iPhone6発売直前、その名も“Air”? 専門ジャーナリストがiWatch登場まで断言する! 

週プレNEWS / 2014年9月3日 6時0分

iPhone 6[4.7インチ](モックver.2)。iPhone 6の小画面タイプはサイズが4.7インチ。これまでのiPhoneを使っている人が、スムーズに買い替えるには最適。iPhone人気の高いアメリカや日本では、このサイズがウケる。世界的には大画面タイプの5.5インチが主流になる。ちなみに、こちらのモックは第二世代とのこと

いよいよ9月9日にアップルが新製品発表会を開催することが決定。その内容は明らかにされていないが、ついにiPhone 6を発表するときが来た! いや、来るはず! 

というわけで、ワールドワイドに活躍中の携帯ジャーナリスト・石野純也氏山根康宏氏がアップルよりも先に、iPhone 6の全貌を断言する。そして、あの腕時計タイプも!?

■クリスマス商戦に合わせiPhone Airが出る

―─今回はiPhone 6を予測するため、特に山根さんには香港から来てもらい……。

山根 これでしょ(iPhone 6のモックを置く)。

取材班一同 えー!?

石野 開始5秒で断言(笑)。

山根 いや、もう中国ではiPhone 6本体を売ってますから。アンドロイドOSですけど。モックなら携帯屋で100円ライター感覚で買えます。

石野 アキバでもさらに高精度なモックを売ってますよね。たぶん第四世代くらいの。

―─そんなに高精度なモックが数多く存在するなら、9日発表はほぼ間違いないっすね

山根 Xperia Z3もGALAXY NOTE 4も秋に出るので、出さざるを得ません。

石野 海外はクリスマス商戦が一番の勝負所なので、9月に発表するのがビジネス的にも自然なんです。もしiPhoneだけがこの時期に新機種がないのは痛すぎます。ただ、出るのはこのサイズだけじゃないですよ。

山根 これは4.7インチの小さいほうで、5.5インチの大きいiPhone 6も出ます。

石野 たぶんiPhone Airみたいな名前で。

―─噂でも2サイズが濃厚といわれていますが、その根拠は?

石野 世界的には大画面のスマートフォン“ファブレット”が主流になりつつあるからです。

山根 アンドロイド勢がこぞってファブレットを出してきてしまうと、いくらアップルでも小さいiPhoneだけでは勝負にならないんですよ。

石野 ビジネス的にも世界的には高級機種=大画面という流れが完全に出来上がっているので、なんでこんなに小さいくせに高いんだ?って言われちゃう。

山根 割高感が強いですからね。それに、以前とコミュニケーションの形が変わったのも大きいです。スマホが主流になり、通話ではなく、SNSやLINEがメインになりました。動画や写真を頻繁にやりとりするなら、大画面のほうが絶対いいです。

■ファブレットが大人気! 小画面はスマホじゃない?

―─アップルの人気って、それでも世界No.1じゃないですか? だからアップルのつくるものが世界のスタンダードという意味では、小さいスマートフォンも需要があるのでは?

山根 iPhone需要がここまで極端に高いのって、実は日本とアメリカだけです。

石野 欧州でもiPhone5は大コケしました。当時、LTEが始まっていなかったのは大きいですし、欧州はアップルへの信仰心も日本ほど高くない。

山根 中国メーカーの台頭も影響が大きいです。今、アップルに残された市場で最も大きいのが中国です。そこではハイセンスやハイアール、その他、世界的に無名な中国メーカーでさえも、特に高級機種はみんな大画面へシフトしています。5インチ以下は安いスマホのみ。某調査結果によると、5インチ以下のスマホに対するユーザーの関心度は2、3割程度。

石野 アップルにブランド価値を感じているのは一部の富裕層ぐらいで、ほとんどの人は5インチ以下だったらほぼ同性能で低価格な小米科技(シャオミ)でいいじゃんって。

山根 価格を比較すれば一目瞭然です。iPhone 5の価格が約7万円前後であるのに対し、同サイズの小米科技のスマホは2万円ですよ。

石野 しかも、アンドロイドの画面も最近は高精細になりましたし、CPUもiPhone以上のものが出てきているので、さすがに小さいままのiPhoneでは勝負になりません。対抗策を講じないと、欧州でもさらにシェアを落とすことになります。実際にスペインなどではXperiaにシェアを抜かれています。実際、売れているのが、Xperia Z系の大画面だったりするので。

山根 1年前くらいの調査では、アジアではファブレットは盛り上がるけど、欧州ではそうでもないっていわれていたんです。でも、実際に今は欧州でもかなり売れているのが事実。この間、モスクワの赤の広場で西洋人の女性が、Xperia Z Ultraで自撮りしている姿を見かけましたし。去年までは欧米人で大画面を使う人ってそこまで多くなかったから、それを見たときにはいよいよ大画面が来ている!って痛感しました。

■大画面iPhoneにはiWatchが必要!

―─なるほど。では、OSやその中身はどうなりますか?

山根 iOS 8が載ります。

石野 今、β版をテストしているんですが、見た目にはあまり変わらないものの、機能が増えて、なぜかアンドロイド化しています。キーボードをアプリで変更することができたり(笑)。

山根 スティーブ・ジョブズが怒るでしょ、生きていたら。どのキーボード使うんだよ、おまえ、S社行けよ!って。

石野 サ○スンですかソ○ーですか、どっちのS社ですか(笑)。

山根 だって、iPhoneを使う人は、デフォルトのキーボードしか使わないでしょ。

石野 確かに最先端なものをそのまま使うのがiPhoneユーザーです。マニアやジャーナリストはいろいろと設定を変えたりするけど、それは自分好みにカスタマイズできるアンドロイドのコンセプト。

山根 ただ、5.5インチだとキーボードの使い方は確実に変わりますよね。フリック入力も実践的じゃなくなりますし。

石野 そういう意味では、キーボード変更を採用した時点で、iPhone 6が大画面化するフラグが立ったのかも。

―─ちなみに、出る出るといわれて出ないiWatchですが、今回もどうせ出ませんよね?

石野&山根 出ますね(キッパリ)。

―─マジですか? 理由は?

山根 グーグルが6月末に急にアンドロイドウェア(ウェアラブル端末・スマート腕時計)を出すなんて怪しいですもん。

石野 一番の理由が、これまでずっと語っていたiPhone6の大画面化です。本体が大きくなる分、いちいち鞄(かばん)から出して見るのは面倒ですから。

山根 これは実際にGALAXY NOTEとかXperiaZ Ultraを使っていればわかります。

石野 先日、アップルの開発者向けイベントWWDCでOS側にヘルスキットやホームキットアプリが標準対応されることも表明されましたから、アップルとしてもモデルデバイスが必要になると思うんですよ。ナイキのデバイスとかでも使えたり、API(開発用に公開されたプログラム)は公開していますけど。






■両手に腕時計を装着が新たなスタンダードに!

―─でも、ウェアラブル端末ってどれもダサいですが、アップルはカッコいいの作れますか?

石野 タグホイヤーやバーバリーの人材を相次いで採用したって記事になってましたよね? 腕時計やファッションブランドから人材を投入することで、明らかにこのウェアラブルという分野に一歩踏み込もうとしているのは間違いなさそうです。

山根 アップルなら、きっと腕時計もリボーンさせるんじゃないでしょうか? たぶん秘密裏に3、4年前くらいから開発を進めていたと思いますよ。デザイン先行で。どんな機能を載せるかは、後から考えるとして。

石野 ただ、腕時計って難しいのが、スーツに合わせるフォーマル仕様とか、カジュアルな1本とか一般的に何本か持っているところですよね。

―─どんなスタイルになると思います?

石野 ある意味、想像どおりかもしれませんが、やや縦長の画面で、既存のウェアラブルバンドよりは少し横幅があって……というようなものになると思います。

山根 で、ホームボタンが画面の下の湾曲した部分にしっかりと配置されていますね。アップルだから、操作性は自然な動作が約束されているでしょうし。

石野 ただ、腕時計って、今までのパソコンやスマホとは違って、ライバルとなるメーカーがロレックスとかオメガなんですよね。そこに勝たなければいけないって、よっぽどのことだと思います。だから、腕時計メーカーとのコラボもあるかもしれません。スウォッチと組むっていう話もロイターとかの記事で流れてましたよね? スウォッチは世界的グループですし、腕時計のノウハウも相当蓄積されていますから。

山根 でも、デザインはいかにもアップル製品に近いものになりますよね。パッケージも白い箱で、下に“by Swatch”と記載されているくらいの。

石野 あとは通常、腕時計って左にするものなので、iWatchは右につける人が続出して、両手に腕時計というスタイルが新たなスタンダードになるかもしれません。サッカー選手の本田圭佑みたいに。

山根 “俺、2個持ってる”って感じでね(笑)。






●山根康宏(写真左)




携帯ジャーナリスト。チッソの技術者時代に香港に駐在。携帯電話好きが講じて、ケータイジャーナリストに転身。世界の携帯電話、スマホコレクターとしても有名で、コレクション数は1200機種以上。Web連載『中国トンデモケータイ図鑑』が人気

●石野純也(写真右)




携帯ジャーナリスト。宝島社で編集に携わり、数々の携帯電話関連誌を立ち上げる。独立後はケータイジャーナリストとしてWeb、雑誌、新聞などの媒体で記事を執筆。主な著書に『モバゲータウンがすごい理由』(マイコミ新書)がある

(取材・文/滝田勝紀 河原塚英信、イラスト/八神祥子)

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