元F1ドライバー・フィジケラとの“レース”に完勝した男が手に入れたモノとは?

週プレNEWS / 2014年9月17日 17時10分

フィジケラ運転のフェラーリの助手席に乗る権利を見事ゲットしたYAM君(25歳)

9月13・14日、静岡県の富士スピードウェイで『フェラーリ・レーシング・デイズ 富士 2014』が開催された。

これは、毎年行なわれているフェラーリ・ジャパン年間最大の同イベントで、歴代の名車やこの機会にしか見ることができない特別車輛の展示やフェラーリのワンメイクレース、昨年発表され全世界限定499台しか生産されない話題のハイブリッド車「ラ フェラーリ」のお披露目など、今回もフェラーリファン垂涎(すいえん)のメニューが盛りだくさんの二日間となった。

全国のフェラーリオーナーたちも大勢参加し、駐車場に数百台のフェラーリが並んでいる光景だけでも圧巻。三連休ということもあって各地から車好きや家族連れが多く駆けつけていた。

なかでも今回、特に話題を呼んだイベントが『shell V‐Power EXCITING CHAMPIONSHIP』。「shell V‐Power」とは、昭和シェル石油が7月1日に発売し、注目を浴びている高性能ハイオクガソリンで、フェラーリとの共同開発によって生まれ、F1用レース燃料のエッセンスが多分に盛り込まれた優れたプレミアムガソリンだ。

そして、同ガソリンの発売に合わせて企画されたのが、この『shell V‐Power EXCITING CHAMPIONSHIP』。グランツーリスモ6を使用したレースだが、優勝者に贈られる優勝賞品はなんと「フィジケラの助手席走行体験」。元F1ドライバー、ジャンカルロ・フィジケラと一緒にフェラーリに乗り込み、サーキットを疾走することができるというもの。滅多にない経験、というより普通なら一生味わえない体験ができるとあって、全国から応募者が殺到したのも無理はないだろう。









8月中にオンライン予選が行なわれ、3万5119名が参戦。見事に勝ち抜いた15名が『フェラーリ・レーシング・デイズ 富士 2014』会場である富士スピードウェイに集結した。準決勝・決勝が行なわれたのは15・16番ピット。会場は100人近い立ち見が出るほどで、ゲームによるレースにもかかわらず異様な熱気がムンムン。コース上を本物のフェラーリが爆音を立てて走るすぐ横で、腕自慢のゲーマーたちが熱いバトルを繰り広げた。

実際のサーキットとはあまり縁のなさそうな“レーシングドライバー”たちがピットに居並んだ光景は、ちょっと不思議な感じもしたが、そこはそこ。ゲームに関しては全国トップクラスの猛者たちの目は、ギラギラと燃えたぎっていたのだった。

4名ずつで準決勝第1ラウンドを戦い、1位通過の4名が第2ラウンドに進み、上位3名が決勝戦進出というルール。決勝戦は、勝ち上がった3名に加えフィジケラ本人も参戦した。レースは、最後尾からスタートしたフィジケラがロケットスタートを見せ、1コーナーでいきなり先頭に躍り出るという驚きの展開。さすがはプロ、と会場中からどよめきが上がっていた。

 

しかし「練習はたった2回」というフィジケラ、ゲームではさすがに全国の猛者たちにはかなわず、ミスを繰り返して自滅。見事、優勝したのは静岡県在住の会社員YAM君(25歳)。予選もトップ通過、準決勝、決勝でもすべてポールトゥウインという完勝だった。






表彰式と写真撮影を終え、いよいよサーキット走行となり、すぐにコースへ。フィジケラの横に緊張の面持ちで乗り込んだYAM君は、約2周、3分弱の短い時間ながらも貴重な体験を味わった。

ピットに戻り車を降りた第一声は「異次元です!」。

「最高で290kmくらいは出た。ライン取りとかはゲームと一緒なんですけど、いやーもうGが物凄くて。ゲームとは全然違いますよ」

冷静を装いつつも興奮気味に話すYAM君だった。

興奮のうちに『フェラーリ・レーシング・デイズ 富士 2014』はすべてのスケジュールを終えた。

『shell V‐Power EXCITING CHAMPIONSHIP』は今回限りの特別企画だったが、敗れたゲーマーたちから「ぜひ来年もやって」の声が上がっていた。本物のサーキット内で異様な盛り上がりを見せた疑似レース、もし次回の開催があるとしたら、さらに大盛況となること間違いない。

(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/五十嵐和博)

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