ソフトバンクに広島…監督去就劇の裏を出禁覚悟で言いたい放題!

週プレNEWS / 2014年11月5日 6時0分

日本シリーズも終わり、いよいよストーブリーグが開幕! 皆さんの大好きな“野球政治”を日々、取材する現場の記者たちの間では、例年以上に個性豊かな新旧監督のキナ臭い話題が大豊作……というわけで、“出禁レベル”のマル秘ネタを洗いざらい語ってもらいましたっ!(文中敬称略)

■工藤新監督は若手が嫌がる上司?

スポーツ紙デスク もともとプロ野球の世界には、「日本シリーズが終了するまで、新監督などの人事発表は控える」という不文律があった。でも、最近はお構いなしに情報が乱れ飛ぶよな(苦笑)。

記者A プレーオフ制度(現CS[クライマツクスシリーズ])の導入後、日本シリーズの重みがなくなりましたよね。それに、最近は日本シリーズ前にドラフト会議をやるから、それまでに“チームの顔=監督”を決めておきたいと考える風潮が強くなりました。

記者B ソフトバンクの秋山幸二監督の辞任は、彼に近いマスコミ筋も知らなかったらしく驚きの声が多かった。でも、結果的には辞任発表で「監督を男にする」と選手が結束し、見事に日本一を達成。いい意味でチームの刺激剤になったレアなケースだね。

記者C 辞任理由はいまだに定かではないですけどね。一応、夫人の病気や子供の学業問題など私生活面の理由といわれていますが……。一部では、「バントばかりで野球が面白くない」といった“アンチ秋山”のファンの声に本人も嫌気が差したという見方もあったり。

デスク 前回のWBC(ワールドベースボールクラシツク)代表監督を最後まで拒んだのに続いて、あの王貞治(おう・さだはる)会長がまたも彼の説得に失敗した。相当なガンコ者だね(笑)。後任はOBの工藤公康(きみやす)で決まったが、うまくいくのかな?

 シビアな見方も多いですね。確かに球界屈指の理論派ですが、欠点はひと言多い性格。平気で選手を批判しかねません。しかも、なまじ正論だったりするから文句も言えない。無口な秋山とは対照的です。今の若い選手にとっては、一番苦手なタイプの上司かも。

 OBの城島健司(じょうじま・けんじ)をバッテリーコーチで呼ぶという話も流れているけど、釣り以外は何してるかわからないほど球界から遠ざかってるよね(笑)。




 「城島杯」という大会を主催して、九州で少年野球の普及にいそしんでいるみたいです。ただ、すぐにコーチができるとも思えないし、工藤からすれば“自分が育てた小僧”も同然。城島も口が達者な熱血漢だから、ベンチで横にいたら間違いなく衝突しますよ(笑)。

デスク 名将・工藤になるか、短命で終わるか……中途半端はなさそうだな。そういえば、ソフトバンクでも楽天でも監督候補として元ヤクルトの古田敦也(あつや)の名前がたびたび出るが、なかなか実現しないね。

 どうやら彼の場合、要求する条件が高いみたいです。1年で総額3億円が基本線という話もある。でも、今どき3億ももらう監督なんていませんよ。

 楽天の星野仙一(せんいち)監督は諸経費を含めてそのくらいだったという説もあるけど、中日、阪神での実績があるからね。古田はヤクルトで選手兼監督を2年やっただけで、しかも結果を残していない。

■地味な緒方新監督、実はかなりの……

デスク 広島の野村謙二郎監督も秋山と同様に突然の辞任と思われがちだけど、実際は昨オフも辞めるつもりでオーナーに接見し、その場で叱られて慰留を受けただけだからね。

 春頃から「優勝しても辞める」と漏らしていたようで、想定内の退任ですよ。後任の緒方孝市(こういち)新監督も、数年前からの既定路線で意外性はない。現役時代もエリートで主役だった野村に対し、緒方はクロウト好みの職人肌。今季も総合コーチとして野村の右腕役。キャラ的には地味ですけど(苦笑)、手堅い監督になるんじゃ?

 想像できるのは昔のカープだね。就任時にも「三村敏之元監督が理想」と渋いことを言ってたし、キャンプでは選手を死ぬ直前まで鍛えるようなタイプでしょ。本人もかつてコーチや輩に鉄拳を食らわされて育ってきたから、案外……。

 確かに、ああ見えて彼は激情型です。今季も、野村監督が激昂(げきこう)する緒方コーチをなだめるシーンが何度かあった。それ、逆だろうと(笑)。

デスク それと、カープではOBの佐々岡真司が二軍投手コーチに就任したね。本人は「一軍じゃないといやだ」と言ったらしいが、これも緒方の方針でしぶしぶのんだとか。

 でも、彼は今後、監督候補生として残る人材じゃないかと。大野豊元投手コーチに近い理論派で、オーナーも気に入っているし、広島は1960年代の長谷川良平元監督以来、50年近くも投手出身の監督がいない。野手出身とはひと味違う采配が見てみたいね。

 しかし、秋山も野村も、まだ50歳前後の若い監督。「次がある」と考えれば、好印象のまま辞めるにはいいタイミングかな、という気もします。

■週刊プレイボーイ46号(11月4日発売)「プロ野球ゆく監督くる監督&残る監督」より(本誌では、さらに他球団の監督去就について現場記者が裏を明かす!)

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