続発する異常気象、地震は人工的に引き起こされた陰謀なのか?

週プレNEWS / 2014年11月20日 6時0分

世界中で重大事が起きるたびにネットを飛び交う「その裏には巧妙に隠された驚くべき事実が…」「実は私たちの知らない巨大な力が…」といった陰謀論。政治・経済を陰で操り、人類を支配するのは秘密結社なのか? それとも宇宙人なのか? 一見、荒唐無稽なストーリーが次々と飛び出す背景を実例とともに検証するシリーズ第5回!

■続発する異常気象は何者かが操作している?

ゲリラ豪雨、巨大台風、竜巻、大雪……。最近、増えている異常気象は気象兵器で起こされた陰謀なのか?

この数年、世界中で異常気象が多い。日本でも「観測史上初」「○十年ぶり」といった言葉が続出し、集中豪雨で多くの被害が出ている。以前は珍しかった竜巻も増え、台風の動きもこれまでとは違うようだ。

今年2月8日には関東甲信越で記録的な大雪となり、多くの人が閉じ込められた。東京都心も20年ぶりという豪雪だった。

そして、その翌日は東京都知事選の投票日。小泉純一郎元首相が応援する細川護熙(もりひろ)元首相が“脱原発”を主張して出馬し、注目された選挙だ。

もし大雪で投票率が下がれば、浮動票が減り、自民・公明の推す舛添(ますぞえ)要一候補が有利になる。事前の世論調査では60%以上の人が必ず投票に行くと答えていたが、実際は過去で3番目に低い46・14%の投票率となり、舛添候補が勝利した。

これは、やはり仕組まれた大雪だったのだ! かつてアメリカはベトナム戦争で、天候制御システムを使い降雨量を増やしたことがある。脱原発の動きを嫌い、今回も気象兵器を使ったのだろう。多発する異常気象には、このような陰謀が隠されている……。

【陰謀論研究の第一人者・田中聡氏による分析と解説】

天候を誰かのせいにするのはどうかと思いますが、理不尽と思えば説明が欲しくなるのも人の性(さが)です。それに、ある程度は気象操作の技術があるのも事実ですから、まったくナンセンスと決めつけることもできません。




■東日本大震災は人工巨大地震だった?

近年の“陰謀論ブーム”のきっかけにもなった“3・11人工地震説”。そこでは政権交代も含めたストーリーが語られる。3・11東日本大震災がイルミナティの仕業という、以下の陰謀論はよく知られている。

歪(ひず)みのたまった活断層で核爆弾を爆発させれば、狙った日時に地震を起こすことができる。3・11では、ふたつの活断層で同時に核爆発を起こし、巨大地震をつくり出した。

核爆発の放射能をごまかすために起こされたのが、福島第一原発の事故だ。事故の約1年前、イスラエルの防衛会社マグナBSPが、福島第一原発に監視カメラシステムを納入した。実は監視装置とみせかけて、イスラエル本社から遠隔操作できる小型核爆弾が設置されていたのである。

日本列島は“地震の巣”で火山も多い。原発もたくさんある。イルミナティは「これ以上の惨事を起こされたくなければ要求をのめ!」と、日本政府を脅してきた。米国債の大量購入、TPP参加で日本市場を多国籍企業に売り渡すことなど、国際金融資本のための政策を取れという要求だ。

だが、民主党の力では実行できない。そこで、自民党に政権を戻すことにしたのである……。

【陰謀論研究の第一人者・田中聡氏による分析と解説】

昔、地震はナマズが起こすといわれました。江戸の庶民は、景気回復のきっかけとしてナマズに地震をお願いする歌を歌ったりしています。庶民がいい目を見ることなく、儲けるのは大企業ばかりという今、地震を誰かのせいにする陰謀論にも、このような社会への怒りが感じられます。

●田中聡(たなか・さとし)




1962年生まれ、富山県出身。怪しげなもの、奇妙なものを大マジメに論じ、分析することに定評のある文筆家。『怪物科学者の時代』(晶文社)、『妖怪と怨霊の日本史』(集英社新書)など著書多数。近年盛んになった陰謀論の核心に迫る近著『陰謀論の正体!』(幻冬舎新書)が好評発売中

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