長野地震の現場付近で地磁気異常が発生中、ついに富士山噴火カウントダウン?

週プレNEWS / 2014年12月3日 6時0分

11月22日午後10時過ぎ、長野県北部地域をM(マグニチユード)6.7、最大震度6弱の強い揺れが襲った。この地震は白馬村付近を南北に走る約30㎞の神城断層で発生し、震源域が地下約5㎞と浅かったために揺れが大きくなった。死者はいなかったが、24日集計で負傷者44名、全半壊住宅220棟以上の被害が出ている。

本誌取材班が地震発生から約10時間後に現地へ向かうと、路面の亀裂や段差があちこちで見られ、県道31号ではコンビニ商品の落下、室内家具の転倒、家の門扉のゆがみなど、被害の爪痕が至る所に。道の駅で聞いた話では「朝、リンゴ畑の様子を見に行くと木の下に2、3個の実が転がっていたんです。よほどの大風でなければ実が落ちないので、今回の地震の大きさを実感しました」。

地震発生時にニュートンも驚くような強い「G(重力加速度)」と「ガル(振動加速度)」がリンゴの木を揺さぶり、実を振り落としたのだろう。

さらに、神城断層と並行する糸魚川街道(国道148号)の白馬村へ入ると、ますます路面の破損が目立ち、道路標識や電線などが小刻みに揺れ動く様子がわかった。そして白馬村から小谷村へ北上するにつれて“カーナビの不調”が頻繁に起きるようになった。急に画面の進行表示が止まったり、ガイド音声が出なくなるトラブルが増えていったのだ。

こうしたカーナビの機能不全は、長野県南部地域で起きやすいことが知られてきた。特に伊那市と大鹿村の境にある「分杭峠(ぶんぐいとうげ)」付近では日常的にカーナビが使えない場所が多い。その原因は、九州からこの地域まで延びた巨大断層帯「中央構造線」と「糸魚川静岡構造線」が伊那地方でぶつかるためだと推定されている(右図参照)。日本列島の真ん中を走る強大な地殻変動の圧力が地磁気をゆがめ、カーナビの心臓部=GPS機能を狂わせるらしい。

これと同じ現象が新たに糸魚川静岡構造線の北端でも起き始め、22日夜の地震発生後も続いている。つまり、この神城断層地下には未解放の強大な地震エネルギーが残っているのだ。23日に招集された「地震調査委員会」では、この地震の4日前から3日前にかけて、ほぼ同じ震源で「前兆」らしき群発地震が起きていた事実が報告された。しかし、もう少し時間幅を広げると、ほかにも今回の地震と結びつくふたつの現象があった。それは岐阜県飛騨地方で今年5月初旬から始まった「飛騨地方群発地震」と、9月27日に突如として起きた「御嶽山」の水蒸気爆発だ。

日本列島の地殻変動について「国土地理院」が発表した最新データを見ると、東北地方は東方向へ、関東以西と北海道は北西方向への移動がここ1年間で加速している。この日本全域で進行中の地殻変動が阿蘇山、蔵王山などの火山活動にも影響しているのだろう。しかし、やはり警戒すべきは地殻のひずみが最も集中した日本列島の中央部だ。

今年、糸井川静岡構造線地域で連続発生してきた異常事態は、間もなく関東・東海・中部地方で起きる大規模な地震・火山災害、つまり富士山噴火の予兆とも考えられるのである。

(取材・文/有賀 訓)

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