謹賀新年!現実社会をひっくりかえす特撮界の明るい未来を考えよう!【出口博之のロック特撮】

しらべぇ / 2015年1月5日 11時30分

新年あけましておめでとうございます。白ポロ+眼鏡でおなじみのMONOBRIGHT、ベースの出口です。

読者諸兄姉の皆様は、ゆっくり静養されている所でしょうか? 本年最初のコラムは特撮と現実社会の関係性をテーマに、2015年以降にやってくるであろう、特撮界の未来を予想してみようと思います。

■特撮と世間の流行、時事関連の関係性

日常では考えられない世界観を描く特撮において日常のディティールがしっかりしてなければ、非日常に説得力を持たせることはできません。

まず、昭和の作品を見てみると映画界において東宝の「ゴジラシリーズ」は、公開当時の世相や社会問題が物語の軸になっているものがあります。例えば、最初のゴジラは1950年代に起きた「第五福竜丸事件」が元になっていたり、1970年代に社会問題になった「公害問題」を取り上げた作品もあります。

2000年から放映が開始された「平成仮面ライダーシリーズ」は、変身する際に使用するアイテム(仮面ライダーの象徴である変身ベルト)と仮面ライダーのデザインに、最近の流行が多く取り入れられています。その中でも、とくに顕著な例を上げてみましょう。

世間での携帯電話の普及やカードゲームの流行、日本人宇宙飛行士に魔法使いの映画など、多少の前後はありますが、話題になったさまざまな分野のトピックスにおおむね当てはまります。

これらはほんの一例ですが、特撮には世相や時代の流行が多く取り入れられています。このように時代の流れを読むと、今後つくられる特撮作品のテーマやモチーフを予想出来る、と言っても過言ではありません。

では、今現在とこれから起こる出来事から、新しいヒーローを考えてみましょう。

■情報収集の際にSNSを大いに活用するヒーロー

情報過多の時代、自分にとって有益な情報は自ら探すのが主流です。「情報をリサーチするヒーロー」の登場は十分に考えられます。

彼らの検索ワード候補欄は常に「異変 なにこれ 怪人」。しかし、敵勢力も狡猾です。わざとデマ情報を流し、ヒーローをかく乱します。そのため、その情報が信用たり得るものかをきちんと精査しなければなりません。敵の情報操作によってチームが仲違いしてしまう展開は、序盤のメンバーの絆を深める重要な回です。

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■クールジャパン政策の一役も担うジャパンカルチャーヒーロー

もう少し現在の日本のサブカルチャーを象徴したものはないでしょうか。特徴的なものが一つありました。そうです。「ヲタ芸」で変身するヒーローがそろそろ生まれてもいいかもしれません。ヲタ芸は日本独自ですし、メイン視聴者層ではありませんが、私たち(俗にいう大きなおともだち)にとっては親近感が湧きやすい等身大のヒーローとして共感を呼びそうです。

もちろん、変身ガジェットおよび必殺武器は、大閃光(でかいサイリウム)型レーザーブレードで決まりです。

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■オリンピックに向けて、競技を活性化させるスポーツヒーロー

2020年に開催される東京オリンピックにあわせ、オリンピック競技モチーフのヒーローが登場です。心身ともに鍛えられたアスリートはヒーローの貫禄たっぷりです。これまでスポーツをモチーフにした戦隊は何組か存在するので、あまり取り上げられていない競技のヒーローが良いでしょう。

たとえば、近年話題になっているスカッシュは、テニスに比べて競技人口がまだ少ないですが、コートを縦横無尽に駆け回る試合展開や、あっと驚くトリッキーな技は、ヒーロー向けと言えます。目新しい格好良さは子供達への訴求力も期待出来ますし、なによりスポーツを通じて心身ともに健やかな成長も期待されるでしょう。

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いかがだったでしょうか?

昨年は何かと気分が沈むニュースが多かった様な気がしますが、私たちの生活の身近では楽しい事やワクワクすることも多くあったのではないでしょうか?「ワクワクした出来事や流行から新しいヒーローを考える」それはとても楽しいことです。

その楽しいことは、いつだって私達の身近にあることをヒーローは身をもって教えてくれています。今年はどんなヒーローが現れるのか、期待が膨らみます。

(文/MONOBRIGHT・出口博之 http://sirabee.com/author/deguchi_hiroyuki/ )

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