あえて「賛否両論」で勝負する『タラレバ娘』 芸能関係者が分析

しらべぇ / 2017年2月1日 7時0分

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あえて「賛否両論」で勝負する『タラレバ娘』 芸能関係者が分析

タラレバ娘

(画像はYouTubeのスクリーンショット)

1月クールドラマの中でも、とくに若い女性たちから注目されている『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)。

先週放送の第2話の視聴率は11.5%と、初回から2.3%ダウンも二桁代をキープ。(ビデオリサーチ調べ・関東地区)

しかし、原作では枕営業だった箇所が「主人公の実力不足」に変更されるなど、相変わらず賛否両論の意見が多く確認できた。

■「大爆死」ならまだマシ 底辺は話題にすらされない現実が?

しかし、「これこそが制作陣の作戦なのではないか」と指摘する声も。Web媒体でライターとして活動し、過去には芸能事務所での勤務や、ドラマ関連本の執筆経験もあるNさん(30代)は、しらべぇ取材班に対して以下のように語る。

「テレビ離れが進む昨今のドラマ界では、二桁台をとれるだけでも御の字。むしろ、高視聴率と言ってもいいかと。

一方、数字の悪かった作品は『大爆死』と形容されがちですが、我々のような人間からすると、そこにも到達しない作品のほうが多かったりします。

なぜかと言うと、事前の注目度も低く、見ている人も少ない作品は、記事にしても誰もわからないからです。あるいは、絶望的なくらい反応が薄い。

月9枠は最近では『爆死枠』なんて言われたりもしますが、それは視聴者の期待や注目があるからこそ。本当の爆死ドラマは、放送中から風化していくものです。忘れ去られる、というか気づいてもらえない。

だからこそ、今のドラマではSNSで盛り上がる工夫を入れたり、突っ込みたくなるような工夫が必要が必要なのですが、イマイチな作品は『良くも悪くも話題になる』の『悪くも』もありません。箸にも棒にもかからないというか、印象に残らないんです」

たしかに、この意見には記者も思い当たるところが。以前、『大貧乏』(フジテレビ系)が大爆死した理由を真面目に考察した記事を書いたのだが、世の声を確認しようとTwitter検索してみても、反応の多くが出演者のひとりである神山智洋に関するものだったのだ。

彼はジャニーズWESTのメンバーで、本格的なドラマ出演はこれが初めてに近い。ゆえにファンが歓喜して見ていたのだろうが、好きな人が出ているためにテンションが上がったのか、冷静さを欠いた意見も少なくなかった。

これは、『大貧乏』のストーリーにフックがないのも一因だろう。『下克上受験』(TBS系)では深田恭子が毎週入浴シーンを披露し、「由美かおる化」していると一部視聴者の間で評判だが、ツルッとした物語展開の『大貧乏』には、食いつきやすい箇所も少ない印象だ。

■タラレバ娘の「設定変更」は作戦のうち?

一方、Nさんは『タラレバ娘』に対しては、一定の評価をしている模様。

「それに対して、『タラレバ娘』は良くも悪くも話題になっているように感じます。原作マンガから登場人物の年齢を変更したり、明らかに若い俳優陣で望んだりと、原作ファンからは賛否両論でしたが、五感を刺激して話題にする、という意味では上手くいっているのではないかと」

かつて、脚本家の野島伸司(代表作『高校教師』『人間・失格』など)が過激な作風の作品を連発していた時期があった。当然のように批判も多かったわけだが、アンチのおかげで興味を持った人が多かったのも間違いない。

世の中の流行に便乗するだけでなく、ときには大胆なアプローチを行うなど、「嫌われる勇気」を持つことが大事ということか。

ひとまず、本日放送の第3話の展開に期待したい。

《これまでに配信した『東京タラレバ娘』記事一覧はこちら》

・合わせて読みたい⇒『東京タラレバ娘』坂口健太郎の「俺とヤッてみる?」に女子失神

(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)

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