「最後の男の闘い」 鈴木宗男元衆院議員が日本維新の会から参院選に出馬

しらべぇ / 2019年6月22日 8時40分

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(ニュースサイトしらべぇ)

鈴木宗男

北海道の地域政党「新党大地」代表の鈴木宗男元衆院議員が21日、日本維新の会の比例区から参院選に出馬するとして、会見を開いた。

■地域政党同士で連携

まず、馬場伸幸幹事長が維新の会が地域政党との連携を重視していると説明。

東京選挙区では東京の地域政党「あたらしい党」の音喜多駿前都議を擁立。神奈川選挙区では神奈川県知事だった松沢成文参院議員を擁立し、愛知選挙区では河村たかし名古屋市長が率いる地域政党「減税日本」が支援するフリーアナウンサーの岬麻紀氏を擁立した。

国政選挙の比例代表の得票数は、大阪を除く地域では2012年衆院選の1080万票が17年衆院選で245万票と減少に歯止めがかからない。維新関係者は「大阪だけのローカルパーティーになってしまう」と地域政党と連携する理由を明かした。

馬場氏は、「北海道は維新の未開拓地。北海道で日本維新の会の旗を立てる意味合いは非常に重要。参院選全般にプラスになる」と説明した。

■「一兵卒として」

マイクを握った鈴木氏は「最後の男の戦いをしたい。私は北方領土問題の解決に誰よりも向き合ってきた。これは見届けたいし、結果を残したい。年齢的にも最後の選挙。政治家として集大成の戦いだ」と語る。

「様々な地域政党がある中、同じ理念や政策が一致するなら一緒になったほうがいい」「地域政党が連携し、新しい政治のうねりを作るという松井一郎代表の志に私も応えたい。一兵卒として頑張っていきたい」と日本維新の会から出る理由を説明した。

■盟友・松山千春からもエール

鈴木宗男

北方領土問題をライフワークにする鈴木氏は、維新に所属していた丸山穂高衆院議員の北方領土でのスキャンダルについて、維新の速やかな対応を高く評価。

「丸山氏個人の話と受け止めている。『維新ここにあり』という形で、国民の悲願である北方領土問題で結果を出すべく努力をしていきたい」と強調した。

長女で自民党に所属する鈴木貴子衆院議員について問われた際は目に涙を浮かべて、「親子だから、一緒にマイクを持てることが一番だ。それをかなえることはできないが、政治家にはめぐり合わせや宿命がある。自然体で淡々とお互い受け止めていきたい。けじめをもってやっていきたい」と答えた。

盟友で歌手の松山千春から「維新は健全保守だ。保守の中で戦うのはいいことだ。最後の男の戦いをしよう。応援する」とエールを送られたと明かした。

■かつては「影の外相」

鈴木氏は小泉政権時代、「影の外務大臣」と呼ばれ、田中眞紀子外務相(当時)との激しいバトルで知られた。田中外相の更迭にともない、衆議院議院運営委員長を辞任。

数々の疑惑も野党から追及され、2002年6月19日、あっせん収賄罪、議院証言法違反、政治資金規正法違反の罪で起訴・逮捕された。鈴木氏はいずれも無罪を訴えて法廷闘争したが、2010年、最高裁で上告が棄却され有罪が確定。身柄が収監され、一年、獄中で過ごしている。

鈴木氏は公民権停止を解除された2017年の総選挙で、北海道の比例区で新党大地から出馬したが落選していた。


(取材・文/しらべぇ編集部・及川健二

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