生きたネコを殺してガブリ…! 自称「呪術師」を動物虐待致死容疑で起訴

しらべぇ / 2019年8月4日 6時0分

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(PavelKant/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

小さな生き物に対する虐待行為といえば、蝶やトンボのはねをむしって死なせてしまった幼児期の独特の残虐性を苦々しい気持ちで思い出す人も多いのではないだろうか。そして、普通の人はそのレベルより先には進まないものだ。


■「俺は黒魔術の呪術師」と男

インドネシア・中央ジャカルタ市のケマヨランという町で先月中旬、小さなネコを殺して噛みつき、むしゃむしゃと食べる男の様子を撮影した動画が配信され、世間を震撼させた。

警察が男の身元を突き止め身柄を拘束したが、「バンテン州に伝わる黒魔術の呪術師だ」と名乗るなど奇妙な発言があり、14日間にわたる精神鑑定が必要だとして男の身柄は東ジャカルタ地区の国立警察病院へと送られた。

その後、この男をめぐり当時の様子がいろいろとわかってきた。ある市場に現れるも男は売り場の人々に冷たくあしらわれて立腹。その後、小さなネコを殺すと抱き上げ、その体にガブリと噛みつき食べ始めたという。


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■虚言を重ねる男に厳罰を望む声

「ネコだとは知らなかった。毛がふさふさしているからウサギだと思い、食べた」と釈明したかと思えば、「生きたネコを食べるのは厄除けのため。『Debus』と呼ばれる伝統的な儀式だ」とも主張した男。警察は発言がコロコロと変わるこの男を動物虐待致死容疑で正式に起訴した。

インドネシアではこれまで動物虐待行為を働いた者を重い刑で罰したことはなく、たとえ殺しても最大で懲役9ヶ月で済んでいた。ところが、このたびの事件では人々から厳罰を望む声があがっている。動物保護法改正のきっかけとなる可能性をも秘めているようだ。

 ■生き物に噛みつき食いちぎるサイコな男たち

海外で過去に起きた生きた動物を食べる、あるいは体の一部分を食いちぎるという陰惨な虐待致死事件。ほんの数例だが紹介してみたい。

・韓国全羅北道南部の小学校で、当時44歳の男の教師が児童の前でいきなりハムスターを食べた。「7人の児童が酷くいじめたため、ハムスターが弱まってしまった。


腹が立ち、ハムスターが死ぬ悲しみを味わうことで命の尊さを知ってほしかった」と釈明するも批判が相次いだ。(2015年5月)


・米国フロリダ州タラハシー市で、フロリダ州立大学の大学生がパーティを開催。ある男子学生がハムスターの頭部を食いちぎり、ペッと吐き出す仰天パフォーマンスを演じ、動画まで配信された。(2015年3月)


・米国フロリダ州ボルーシャ郡の高校で、当時17歳の男子生徒が仲間とともに深夜の鶏小屋に侵入。小さなニワトリの頭を食いちぎり、「スゴイだろう」と自慢した。(2018年4月)


いずれのケースも身の毛がよだつほど残虐なものばかりだが、その場に居合わせた者が一様に青ざめ、吐き気を催したことなどが共通している。


■小児期の動物虐待行為にも注目する米国

小動物を苦しめ、死なせる残酷な虐待致死事件。たとえばアメリカの警察は、そのような行為があった子供を「将来的に傷害あるいは殺人事件を起こす可能性がある危険人物」と捉えることがある。

理由は、アメリカにおける有名な猟奇殺人事件や学校銃乱射事件の犯人たちのほとんどが、過去に残虐な動物虐待行為を繰り返した経験を持っていることが判明しているためで、伴侶やわが子に対するDV行為で逮捕された者においても、当てはまることがあるためだ。

そのため親や教師はそうした傾向がある子供を黙認せず、できるだけ幼い時点で専門家に相談し、カウンセリングなど長期の指導や観察を続けていくことが奨励されているという。


(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)

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