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「40万円超」のコスプレ衣装で女子大生をナンパする中年男性 その結末が痛快

Sirabee / 2024年9月24日 5時15分

「40万円超」のコスプレ衣装で女子大生をナンパする中年男性 その結末が痛快

(ニュースサイトしらべぇ)

オタクの分野は数多あれど、「コスプレ」界ほど他者とのコミュニケーションにトラブルが発生するジャンルはないかもしれない。

そんなコスプレ界を長年取材している記者が、先日聞いた「実話」を紹介したい。

■限られた予算でコスプレ活動

大学4年、女子大生コスプレイヤーのAさんは高校生時代からコスプレにハマり、以降貯めたアルバイト代を衣装代やスタジオ代に注ぎ込み、大好きなキャラになりきってきた。

「衣装代をなるべく抑えるため、通販サイトやフリマアプリで安い物を探し、時には自分で布を切り貼りしてリメイク。何回か撮影した後はフリマアプリやオークションアプリに出品し、次の衣装代に当てています」と、限られた予算をやりくりしながらコス活動を楽しんでいた。

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■ある日、見知らぬ男性からDMが

気づけばXのフォロワーも10,000人を突破し、写真を投稿すると500〜1000程度のいいねが毎回入るように。そんな頃だった。

「ある日、会ったこともないアマチュアカメラマン男性(以下カメコ男性)から『あの人気衣装が手に入ったので撮影させてもらえないか』と写真付きでDMが来ました。写真に写っていたのは、私がいつか着てみたいと思っていた憧れのコスチュームでした」(Aさん)。

カメコ男性が送ってきた衣装写真は、オークションサイトにて毎回30万〜40万円程度で取引されている一品物。個人サークルが作成し撮影用に着用した中古品だが、コスプレ界隈ではよく知られている代物だ。

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■高級衣装をエサに…

「着てみたいという欲が高まり、『お持ちなんですか!? 一度着用してみたいです!』と返信すると、先方の態度が急変。敬語からタメ口になり、『◯◯ちゃんはどこに住んでいるの?』『彼氏はいる?』など、プライベートのことを掘り下げる質問が来ました」(Aさん)。

うまくかわしていると、「『ホテルを予約するからそこで撮影しよう』『よかったらお泊りでも』など、危険なリクエストが来るようになったのです」と、状況は悪化したという。

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■突然来た「高級車」の写真

スポーツカー

通常なら、どんな構図の写真を撮るか、どの背景を選ぶかなど、作品づくりについてあれこれつめていくのがカメラマンがやるべきことである。お金のない大学生を相手に高価な衣装をぶら下げ、マウントをとろうとするこのカメコ男性の暴走はまだまだ続いた。

「見た目は30代後半で『自分は会社の社長をやっている』などとも説明されており、最初はしっかりした方なのかなと思っていたのですが、最後には、高級車の横で決め顔する写真が送られてきました」(Aさん)。

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■呆れ果て即ブロ

写真を見せてもらうと、路上に停めたスポーツカーの横で笑顔を見せるカメコ男性の姿。場所はお世辞にも都市部とは思えない田舎道だ。

「これまでのやりとりから、そもそも危険な人と確信していたので撮影依頼は受けないつもりでしたが、この『俺ってイケてるでしょ?』写真を見て爆笑。体よくお断りし、ブロックしました」とAさんは笑う。

コスプレ界には今回のケースのよう、一部「勘違い」した男性がいるのも事実。そこには一緒に作品づくりをして、アニメやゲーム愛を共有しあう空気は存在しない。SNS上では明るい笑顔をふりまくコスプレイヤーたちも、陰では色々な苦労をしているようである。


(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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