跡を残したくない!顔のやけどの治療方法とは?

スキンケア大学 / 2017年5月20日 8時15分

顔のやけどの種類と種類による治療方法の違いについて解説します。

やけどの種類と分類方法とは

やけど(熱傷)は皮膚の炎症の深さによって、「Ⅰ度熱傷」から「Ⅲ度熱傷」まで分類され、顔のやけどの場合も同様です。やけどは深さと炎症の広さによって、医療機関での治療や入院の必要性を判断します。それぞれの分類の特徴は、以下になります。

  • Ⅰ度熱傷…皮膚の表皮に赤みやむくみが生じて、痛みもありますが、2~3日で自然に治り、跡は残らない状態です。
  • Ⅱ度熱傷…皮膚の表皮とその下の真皮までのやけどで、水ぶくれをともないます。
  • Ⅲ度熱傷…皮下組織にまでおよぶ深いやけどを差し、皮膚に水ぶくれはできず、黒こげになっているか、白っぽくなっている状態です。神経にまでやけどが達しているため、痛みを感じません。

I度のやけどの治療は自宅で行うのが基本

顔のやけどで、皮膚に痛みがあり赤みや腫れが生じても、水ぶくれがなければⅠ度熱傷です。医療機関を受診する必要はなく、冷やして自宅で様子を見るのが基本です。皮膚のヒリヒリした痛みが気になるようであれば、病院を受診すると塗り薬が処方されます。

Ⅱ度のやけどは病院での治療が必要

水ぶくれをともなうⅡ度熱傷では、皮がむけないように、針などで中の水を抜く処置が行われます。水ぶくれの生じた場所から細菌へ感染するのを防ぐために、抗生物質の外用薬が用いられます。

また、やけどをした直後は水ぶくれがなくても、後から生じた場合には病院を受診する必要があります。顔のやけどで跡を残さないためには、自分で水ぶくれの皮を破かず、医療機関で処置を受けることが大切です。

Ⅲ度のやけどの治療

Ⅲ度熱傷は、皮膚組織の全層にやけどがおよんでいるため、細菌に感染しやすい状態です。必要に応じて救急車を要請し、早急に病院で受診する必要があります。

Ⅲ度熱傷で全身の2%以上、またⅡ度熱傷で全身の15%以上の広範囲にやけどを負った場合には、体液の流出によって脱水症状を生じているケースが多く見られます。ショック症状を起こすケースもみられ、命にもかかわるため、入院加療が基本となります。Ⅲ度熱傷は治癒するまでに1か月程度の時間を要します。顔のやけどでは跡が残ることも多く、治療には皮膚移植が必要になることもあります。

顔のやけどは、跡が残ってしまった場合、目立ちやすく精神的なショックを受けてしまうケースが多く見られます。跡を残さないためにも、やけどの状態を見極めて適切な治療を受けるようにしましょう。

(この記事の監修:​ / スキンケア大学参画ドクター 先生)

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