【EL決勝展望】王座を懸けて激突する“ロンドンの雄”…頂上決戦を紐解くポイントは?

サッカーキング / 2019年5月29日 15時0分

29日、チェルシーvsアーセナルのEL決勝戦が行われる [写真]=Getty Images

 イギリスの首都を離れ、「ビッグ・ロンドンダービー」がアゼルバイジャンのバクーで行われる。5月29日、今季のヨーロッパリーグ(EL)決勝はチェルシー対アーセナルだ。2009-10シーズンに現行の大会名になってからは初、UEFAカップ時代を振り返っても1971-72シーズンのトッテナム対ウォルヴァーハンプトン以来となる、ファイナルでのイングランド勢対決。勝てばアーセナルはクラブ史上初、チェルシーは2012-13シーズン以来2度目の優勝となる。

◆両チームが抱える負けられない理由

 アーセナルには、絶対に負けられない事情がある。もちろん、ウナイ・エメリ監督就任1年目を無冠で終えるわけにはいかないという思いや、1993-94シーズンのカップウィナーズカップ優勝以来となる欧州でのタイトル獲得に向けた渇望もあるが、それ以上に来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権がなんとしてでも欲しい。プレミアリーグのシーズンを5位で終え、惜しくもトップ4にあと一歩届かなかったガナーズにとっては、EL優勝によるCL出場権獲得が残された最後の道。補強など来季の編成や財政面にも関わってくる部分だけに、クラブにとっては切実だ。

 かたや、プレミア3位で来季のCL出場権は確保しているチェルシーだが、こちらはあまり内容が芳しくなかったマウリツィオ・サッリ監督の解任騒動の真っ只中にいて、この決勝後にもクラブとの話し合いの席が持たれる予定であり、(すでに退任は既定路線という報道もあるが)サッリとしてはトロフィーを手土産に会談へと臨みたいはず。そうでなくとも、今季のチェルシーはリーグカップの決勝でマンチェスター・Cに敗れており、ファイナルで連敗するわけにはいかない。「決勝を戦うのに、それがCLか、ELか、リーグカップかなんて重要じゃない。とにかく勝ってトロフィーを取り、ファンと祝福したいんだ」とはエデン・アザールの言葉だ。

 そのアザールは、「もしそれが僕のラストゲームになるなら、トロフィーを掲げたい」とも語っており、この試合がチェルシーで最後の試合になることを示唆している。来季からレアル・マドリードへと移籍する可能性が高いと報じられているエースは、2012年から7年間を過ごしたチェルシーと「最高の形で」お別れがしたいと強く望んでいる。チェルシーとしては、今季プレミアで19ゴール15アシストと最高のシーズンを過ごしたアザールの打開力を存分に生かし、アーセナルを攻略したいところ。逆にアーセナルは、右サイドで先発が予想されるエインズリー・メイトランド・ナイルズのプレーがひとつのポイントか。今季大きく飛躍した21歳が、アザールとのマッチアップをどこまで互角に持っていけるかがカギとなりそうだ。

◆要注目の古巣対決

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