【インタビュー】連覇経験持つゼ・ロベルト氏に聞くコパ・アメリカ ブラジルは「才能ある選手いるが…」

サッカーキング / 2019年6月17日 20時43分

コパ・アメリカについてコメントをしてくれたゼ・ロベルト

 ブラジル代表として、クラブチームではバイエルンなどで活躍し、2017年末に43歳で現役を引退、現在はパルメイラスのテクニカル・アドバイザーを務めているゼ・ロベルト氏に、現在ブラジルで開催されているコパ・アメリカ2019について聞いた。

 セレソンの一員として長く活躍したゼ・ロベルトだが、コパ・アメリカは1997年と99年大会で連覇を達成している。「その時代、ブラジル代表は今以上に多くのタレントを抱えていましたが、期待以上の結果が出ていなかった時期で、サポーターからの大きなプレッシャーがあったのを覚えています」と、98年のフランスW杯では準優勝だったこともあり、その前後で国民からの大きな期待があったことを振り返ってくれた。

 今大会では白星発進となったブラジル代表だが、ゼ・ロベルトの評価は「才能ある選手がたくさんいる一方で、プレッシャーがかかる状況下で力を出せる選手が少ないと思っています」と冷静な見立てをすると、優勝国の筆頭には「アルゼンチン」とライバル国を挙げた。その理由としては、「(負傷で)ネイマールが抜けた今、1番のタレントであるリオネル・メッシがいるアルゼンチンが、チーム全体を見てバランスがいいと考えています。また、メッシが得点王になる可能性が高いと感じています。彼が持っている経験は突出していて、バルセロナでの功績をアルゼンチン代表でも求められているので、それに応える可能性があるからです」と話し、これまで代表では大きな結果を出すには至っていないサッカー界の至宝に期待を寄せている。

 メッシについてはさらに「すべてにおいて高い能力の選手」と絶賛。自国で期待する選手としてはエヴァートンでプレーするリチャーリソンの名前を挙げ、「彼はメンタル面で強く、今大会でサプライズを提供する要素が十分にそろっていると思います」と、本格ブレイクを予想した。

 日本代表が今大会のグループステージで対戦する国の印象を聞くと、ウルグアイは「インテンシティが高く、非常に競争力があり、組織的な守備と前線にいる決定力のあるFWたちが得点を奪う攻守にバランスの良いチーム」と評価。またエクアドルについて、「フィジカル能力の高さは要注意です。特に試合の最後までインテンシティが下がらないので、最後の最後まで気を抜けない戦いになるでしょう」と、警戒心を高める必要があると注意喚起をしてくれている。

インタビュー・翻訳・写真=株式会社LADOCE

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