宿敵ユーヴェの連覇阻止へ…インテルで躍動する“小さな司令塔”ステファノ・センシ

サッカーキング / 2019年9月24日 18時0分

今季インテルに加入し、抜群の存在感を放っているセンシ [写真]=Getty Images

「ストップ・ザ・ユヴェントス」。もはやこれ以上、ユーヴェにセリエAの連覇を許すわけにはいかない。インテルはそのために手段を選ばず、ユーヴェの中心選手としてだけでなく、監督としても能力をいかんなく発揮したアントニオ・コンテを指揮官として迎えた。宿敵クラブの息が強く掛かる男を招へいするほど、形振り構わず、あらゆる手を尽くして復権を目指していることが窺える。

◆■最大の“ヒット”は小さな司令塔

 今夏の移籍市場では主役となった。アトレティコ・マドリードとの契約が満了となったウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンを獲得したのを皮切りに、イタリア代表MFニコロ・バレッラを3700万ユーロ(約44億円)で獲得。そして、この夏のハイライトは、コンテが切望したベルギー代表の怪物FWロメル・ルカクの獲得を成功させたことだろう。ユーヴェとの争奪戦を制し、インテル史上最も高い6500万ユーロ(約77億円)に1000万ユーロ(約12億円)のボーナスが加わる移籍金が支払われる。さらには、マンチェスター・Uからチリ代表FWアレクシス・サンチェスもレンタルで手に入れた。また、忘れてはいけないのがFWマウロ・イカルディの放出だ。その妻で代理人のワンダ・ナラの名も追記しておくべきか。これでインテルとしては、サッカーに集中できる環境が整い、コンテの思い描く陣容が完成された。

 しかし、リーグ戦を4試合、チャンピオンズリーグを1試合終えた今、このニューカマーの名をあげないわけにはいかない。イタリア代表MFステファノ・センシ。サッスオーロからやってきた168センチの小さな司令塔だ。

 移籍形態は500万ユーロ(約6億円)の高額レンタルで、2000万ユーロ(約23億6000万円)での買い取りオプションが伴う。もはや、オプションの行使は確実だろう。リーグ戦4連勝の最大の功労者がセンシであることは紛れもない事実であるからだ。なにしろ、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の採点では出場した5試合すべてで7点以上の高評価を得ている。

 開幕節のレッチェ戦、第2節のカリアリ戦、第3節のウディネーゼ戦まで3試合連続で「7.5」。苦戦を強いられたチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のスラヴィア・プラハ戦でも孤軍奮闘し、クロスバーを直撃するシュートを放てば、好クロスを供給。さらには、守備でもペナルティエリアへの侵入を絶妙なスライディングで阻止するなど、八面六臂の活躍を見せて「7」の評価を得た。また、ミランとのミラノ・ダービーでも「7」と、数字だけを見ても計り知れない存在感を示し、チームにとっては不可欠な選手となった。

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