ニンジャのように壁/天井に張り付くドローンが国内登場。飛行動画も注目
sorae.jp / 2016年9月27日 15時44分
ドローンは施設などの検査にも利用されますが、それらのドローンはふわっと飛んでカメラやセンサーで撮影するのが主な任務。人間のように緻密な検査には向いていませんでした。しかし国内企業のプロドローンが開発したニンジャのように壁や天井に張り付くドローン「PD6-CI-L」なら、これまで以上に精細な作業ができそうです。
PD6-CI-Lは本体の上面、側面に車輪を搭載することにより、水平面(天井)だけでなく垂直面(壁)へとピタッと張り付いての作業ができます。上の動画を見ても陸橋に張り付いての作業など、その様子はまさにニンジャって感じですね!
このように張り付いての移動は精細な作業が可能なだけでなく、ドローンの破損を防ぐというメリットもあります。現在市場にあるドローンの多くはプロペラがむき出しとなっており、物体への接近はドローンだけでなく施設にも損傷を与えることがあります。しかしPD6-CI-Lなら、そんな心配もいりません。まさにアイディアの勝利といったところでしょう。
ドローンのサイズはモーター軸間距離が60cm(上面)、41.8cm(側面)、重量が6kgとかなりガッチリした作り。また2kgのペイロードも実現しています。最大速度は飛行時が時速20km、検査時が時速5kmで、秒速5mの風でも飛行可能。飛行時間は10分となっています。
プロドローンは以前にも人間のようなロボアームを2本搭載したドローン「PD6B-AW-ARM」を発表し、国内のみならず国外からも高い評価を得ています。PD6B-AW-ARMや今回の検査用ドローンのように、独自性のある製品で国内メーカーが市場シェアを広げることを期待したいものです。
Image Credit: 株式会社プロドローン
■プロドローン、天井面・垂直壁面両方の検査が可能な自走式張り付き型ドローン「PD6-CI-L」を開発
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000014359.html?utm_source=rss&utm_medium=rss
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