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「ふたご座流星群」は12月13日深夜〜14日未明に見頃! 三大流星群の1つを観察しよう

sorae.jp / 2016年12月5日 8時44分

20161205hu
 
いよいよ冬になり、ちょっと寒いですが天体観測には絶好のシーズンになりました。そして、今月の13日深夜〜14日未明には三大流星群のひとつとなる「ふたご座流星群」が見頃となるんです! 今年は少し条件が悪いのですが、それでも1時間に10個ほどの観測が期待できそうですよ!
 
ふたご座は黄道十二星座の1つで、α星に2等星のカストル、β星に冬のダイヤモンドを形成する1等星のポルックス、散開星団のM35を有します。その由来は、ギリシア神話ではゼウスがスパルタ王妃のヘラを好きになり、その元に白鳥となって降り立ちます。その後ヘラが2つの卵を出産し、その片方から兄のカストルと弟のポルックスが誕生。後に不死のポルックスが死ぬ運命にあるカストルを嘆き、自分の不死性を兄に与えたことでふたご座として星座になったとされています。
 
そしてふたご座流星群は小惑星ファエトン((3200)Phaethon)を母天体とする流星で、毎年12月4日〜17日に極大を迎えます。また「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」とともに三大流星群の一つに数えられ、多いときには1時間に40個以上の流星が観察できることもあるのです。極大時の最大の出現数を指す天頂出現数(ZHR)は120、明るい彗星の割合を示す光度比は2.6、対地速度は35km/sとされています。
 
さて観測にあたってですが、残念ながら今年のふたご座流星群が極大となる12月14日09時頃は太陽が昇っているために観察できず、また14日は満月のために観測しづらくなります。ですので見頃は13日深夜〜14日未明となる予定です。観察にあたっては、明るい月とは離れた方向を眺めてみましょう。また13日深夜の天候によっては、14日深夜〜15日未明に観察するのもよさそうです。
 
tenki.jpの10日間天気をみると、13日は関東・甲信越は晴れ、その他の地域は雨時々晴れなどとなっており素晴らしいとは言い難いコンディションのようですが……。それでも年末のビッグな天体ショー、防寒対策には気をつけて望みたいですね!
 
Image Crecit: 国立天文台
■流星電波観測国際プロジェクト
http://www.amro-net.jp/meteor-info/12_geminids_j.htm?utm_source=rss&utm_medium=rss
■ふたご座流星群が極大
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/12-topics02.html?utm_source=rss&utm_medium=rss

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