米初の地球周回 ジョン・グレン氏、95歳で亡くなる 向井さんと宇宙飛行も
sorae.jp / 2016年12月9日 12時15分
成長著しい宇宙開発分野ですが、昨日はとある偉大な宇宙飛行士が95歳でその生涯を終えました。彼の名は、ジョン・グレン。アメリカ人として初の地球周回軌道を飛行し、77歳のときには向井千秋飛行士とともにスペースシャトルに搭乗した、勇気とチャレンジスピリットに溢れた人物でした。
1921年にケンブリッジ州にて生まれたジョン・グレン氏は1943年から米海軍に入隊。第二次世界大戦や朝鮮戦争などを体験した後、超音速旅客機にてアメリカ大陸の横断などにも成功。パイロットとして実績を重ねた同氏は、1959年にアメリカ初の有人宇宙飛行計画の一員「マーキュリー・セブン」として選出されます。
そして1962年の2月20日にアメリカ人として初めて、地球周回軌道をマーキュリー・アトラス6号によって飛行します。その時の飛行時間は4時間55分23秒、飛行高度は169kmでした。さらに米上院議員などを体験した後、1998年にはスペースシャトル「ディスカバリー号」にて77歳の高齢ながら再び宇宙に飛び立ちます。このミッションには日本人の向井千秋飛行士も参加していました。
BBCの報道によれば、ジョン・グレン氏は子供と奥さんに看取られながら、病院で息を引き取ったそうです。また、埋葬地はアーリントン国立墓地を予定しています。彼が宇宙開発史に残した偉大な足跡を、今一度思い起こしてみたいですね。
Image Credit: NASA
■John Glenn, First American to Orbit the Earth, Dies at 95
http://www.space.com/34958-john-glenn-first-american-in-orbit-dies-at-95.html?utm_source=rss&utm_medium=rss
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