NASAの次世代ロケット「SLS」に遅れ指摘。2018年に打ち上げ間に合わず?
sorae.jp / 2017年4月17日 8時0分
現在NASAがすすめる、次世代ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」と宇宙船「オリオン」の打ち上げ。当初はその初打ち上げが2018年11月に予定されていましたが、NASAの監察総監室(OIG)は計画に遅れが出る可能性を指摘しています。
NASAは当初、2018年に無人での打ち上げを、また2021年に有人での打ち上げを予定していました。またトランプ政権下に移行してからは、2018年の有人での打ち上げの検討も開始されています。しかしOIGは、地上打ち上げ施設などへの投資不足を指摘。さらに、ソフトウェアの開発も遅れているそうです。
そしてもし最初の打ち上げを有人化した場合、その時期は早くても2019年にずれ込むことが予測されています。さらにNASAは2030年代に火星の有人探査を予定しているのですが、その準備不足も指摘。一応同宇宙局は月や火星の探査基地や探査船「Deep Space Gateway/Transport」を構想しているのですが、まだまだ計画に具体性が欠けているとしているのです。
それ以外にもOIGは、NASAの火星ミッションには2033年までに2100億ドル(約23兆円)の予算が必要となると予想。そしてそれゆえに、NASAに他の宇宙局や民間宇宙開発会社との連携をすすめています。
Image Credit: NASA
■The first two flights of NASA’s next big rocket will likely be delayed, new report claims
http://www.theverge.com/2017/4/15/15300310/nasa-office-of-inspector-general-report-sls-orion-mars-delays?utm_source=rss&utm_medium=rss
■NASA OIG: SLS unlikely to launch in 2018
http://www.spaceflightinsider.com/missions/human-spaceflight/nasa-oig-sls-unlikely-launch-2018/?utm_source=rss&utm_medium=rss
この記事に関連するニュース
-
ULAがデルタIVヘビーの最終打ち上げに成功 デルタシリーズ運用に幕
sorae.jp / 2024年4月23日 6時24分
-
月周回有人拠点「ゲートウェイ」居住モジュールの製造が進行中 打ち上げは2025年以降
sorae.jp / 2024年4月19日 11時8分
-
日本人宇宙飛行士に2回の月面着陸機会 「アルテミス計画」与圧ローバー巡り日米間で署名
sorae.jp / 2024年4月15日 11時4分
-
NASA、月のタイムゾーン設定へ!2026年を目指す 有人探査機ミッションなどで極限の正確さ必要に
よろず~ニュース / 2024年4月7日 21時30分
-
スペースXの巨大宇宙船「スターシップ」が飛行試験、火星に向けさらに前進
マイナビニュース / 2024年4月4日 6時53分
ランキング
-
1納豆のタレやワサビなどの余った小袋調味料は、どう処分すればいい? 正しい捨て方と活用法
オールアバウト / 2024年4月23日 20時15分
-
2家のネット回線が遅いです。中継機かメッシュWi-Fiの導入を検討しているのですが、どちらがいいですか?
オールアバウト / 2024年4月23日 21時25分
-
3流行りの調理法も実はNG? 炊飯器が壊れやすくなる使い方5選【家電のプロが解説】
オールアバウト / 2024年4月23日 21時15分
-
4Wi-Fiルーターの寿命ってどれくらい? 買い替えを検討するべきサインはありますか?【専門家が解説】
オールアバウト / 2024年4月22日 21時25分
-
5「しまむらグループ大創業祭」を開催、豊富な商品をお得に - 4月24日よりスタート
マイナビニュース / 2024年4月24日 10時37分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください