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「プロトン」ロケットが1年ぶりに打ち上げ 米通信衛星「EchoStar-21」搭載

sorae.jp / 2017年6月9日 9時0分


 
インターナショナル・ローンチ・サービス(ILS)は6月7日(現地時間)、「プロトン」ロケットをカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げました。同ロケットはアメリカの通信衛星「EchoStar-21」を無事起動に投入しています。
 
プロトンは2016年6月9日に人工衛星「Intelsat-31」を予定通りに打ち上げましたが、ロケット第2段にある4つのエンジンの内1つが不正にシャットダウン。調査の結果、その原因は不正な接合材が利用されていたためと判明しました。その後問題を解決したのちにエンジンのテストを行っていたため、打上への復帰が遅れていたのです。
 
重量6.9tのEchoStar-21は東経10.25度に設置され、EU地域に移動通信サービスを提供します。また、この人工衛星はプロトンにとって最も重いペイロードとなりました。
 
今後、ILSは年内に「Amazonas 5」「AsiaSat-9」などの人工衛星を打ち上げる予定です。
 
Image Credit: ILS
■Proton returns after year hiatus with EchoStar-21 launch
http://spacenews.com/proton-returns-after-year-hiatus-with-echostar-21-launch/

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