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遺灰カプセルを人工衛星で240年間周回する宇宙葬、銀河ステージより実施予定

sorae.jp / 2018年8月21日 16時31分

日本で唯一、宇宙葬の施行実績を有する葬儀社である銀河ステージは、 2018年9月と10月に宇宙葬によるロケット打ち上げを行います。

宇宙葬とは、故人の遺灰などを収めたカプセルをロケットに搭載し、地上から100kmの「カーマン・ライン」を超えた宇宙空間に打ち上げる散骨方法。
今回行われる宇宙葬は「宇宙飛行プラン」「人工衛星プラン」の2種類となります。

「宇宙飛行プラン」は、遺灰を収めたカプセルをロケットに搭載し、宇宙空間へと打ち上げるプラン。今回の打ち上げは2018年9月17日にアメリカ・ニューメキシコ州にある商業宇宙船発着基地「スペースポート・アメリカ」より行われます。
前回の2015年11月に実施された宇宙飛行プラン(フライト名「Tribute Flight」)では、日本人3名を含むご遺灰が宇宙空間へと打ち上げられました。

「人工衛星プラン」は、遺灰を収めたカプセルを人工衛星に搭載して打ち上げ、宇宙空間に最長で240年間にわたって軌道上を周回するプラン。
これまでに打ち上げられた人工衛星には、宇宙飛行士ゴードン・クーパー、「スタートレック」の俳優ジェームス・ドゥーアンをはじめ、世界各国約320名のご遺灰が搭載されました。
打ち上げは、アメリカの東部宇宙ロケットセンターなどの専用の施設にて、今回の打ち上げは2018年10月を予定、次回は2019年4〜6月を予定しています。

「人工衛星プラン」は軌道上デブリとならないことを認証するライセンスを請けています。

どちらのプランも、打ち上げに関する厳しいチェックを行うことから予定が延期される場合があり、ミッションが達成できなかった場合は「Celestis Memorial Spaceflights services」のPerformance Assurance Guarantee に従い、同じコースの次のスケジュールを優先利用することができます。

銀河ステージでは他の宇宙葬プランに、カプセルを月面まで運ぶ「月旅行プラン」や深宇宙探査機にカプセルを搭載して宇宙の果まで旅を続ける「宇宙探索プラン」を提供しています。

 

Image Credit:株式会社銀河ステージ/PhotoAC
■スペースメモリアル(宇宙葬)
http://ginga-net.com/

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