「エスキモー星雲」これが太陽の最期の姿かもしれない
sorae.jp / 2018年10月9日 21時29分
ふたご座の位置、約5000光年先にあるエスキモー星雲(Eskimo Nebla:NGC 2392)は超新星を起こさずに一生を終えた星とその残骸の惑星状星雲です。ハッブル宇宙望遠鏡の広域惑星カメラ2(WFPC2)によって撮影されました。
恒星は質量により、その最後を様々な形でむかえます。太陽と同程度の質量を持つ恒星の場合は、超新星を起こさず赤色巨星となりガスを放出します。このエスキモー星雲もまた、赤色巨星へと過程を経た際にガスを放出し、約10000年前にかけて今の形となりました。エスキモー星雲は、惑星状星雲としては珍しく外側にオレンジ色の放射状に広がる線の様な形状を持っており、そのサイズは数光年であることが推測されています。
また、太陽からオールトの雲の端まで約1.58光年とも言われていますが、太陽と同じような恒星の「最期に解き放つガス」が長い時間をかけて太陽系を遥かに超えたサイズへ広がる、という規模の大きさは圧倒されます。
Image Credit:Andrew Fruchter (STScI) et al., WFPC2, HST, NASA
■The Eskimo Nebula from Hubble
https://apod.nasa.gov/apod/ap031207.html
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