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衝突で作られた触覚と融合していく渦巻銀河

sorae.jp / 2018年10月27日 21時51分

【本日の天体紹介:NGC 4038, NGC 4039】
からす座の方向約6800万光年に位置するこの銀河は、十数億年前までは2つの個々の渦巻銀河でした。
数億年かけて2つの銀河は徐々に接近し「NGC 4038」と「NGC 4039」が激しく衝突。放出されたガスやチリによる形状が昆虫の触覚(アンテナ)の様に見えることから「アンテナ銀河」や「触角銀河」と呼ばれています。

この「アンテナ銀河」は衝突による相互作用で形を大きく変化させた典型的な銀河の姿とも言えます。オレンジ色に発光している2つの箇所はそれぞれの銀河の中心核。青く見える周囲には、衝突によって無数の新しい星々が誕生しています。

そして将来的に「NGC 4038」と「NGC 4039」は1つの大きな渦巻銀河として完全に収束されますが、この様な衝突や収束は珍しいことではありません。我々の天の川銀河もまた、約40億年以内にアンドロメダ銀河と衝突合体することが予測されています。

▲昆虫の触覚の様に見える「アンテナ銀河」

Image Credit: NASA, ESA, Hubble, HLA; Processing & Copyright: Domingo Pestana / Daniel Verschatse (Antilhue Observatory)
■Spiral Galaxy NGC 4038 in Collision
https://apod.nasa.gov/apod/ap180523.html / https://apod.nasa.gov/apod/ap060630.html

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