”エッジが効いた”珍しい星雲の一部分
sorae.jp / 2019年8月17日 21時30分
天の川銀河銀河の中央付近にある、おうし座の方向にある「IRAS 05437+2502」は、赤外線天文衛星「IRAS」によって1983年に発見されたものの、重要な研究対象として見られていない反射星雲です。
この「IRAS 05437+2502」は明るい星と、それを取り巻く薄ぼんやりした暗い塵の雲から構成されています。反射星雲は、星間分子雲が近くの恒星の強力な紫外線の影響を受けることで、姿を現したものです。
注目すべき点は、中央左側にあるエッジが効いた逆V字形の箇所です。一際目立つこの逆V字は、高速に移動している若い星が星雲を通過することで形成されたと考えられています。しかし、「IRAS 05437+2502」は研究が進んでいないため、詳細が明らかになっていません。もしかしたら別の要因がこの形状を作り出した可能性も否めませんね。
この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の2種類の可視光と赤外線のフィルターで撮影されました。画像の公開日は2010年6月14日です。
Image Credit:ESA/Hubble, R. Sahai and NASA
https://spacetelescope.org/images/potw1008a/
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