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衝突合体銀河の中心にあるメデューサの目

sorae.jp / 2019年10月11日 23時18分

ハッブル宇宙望遠鏡が捉えたこの銀河は、おおぐま座の方向約1億3000万光年先に位置する銀河の衝突合体を進行している「NGC 4194」です。この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3「WFC3」の7種の波長を用いて撮影。ハッブル宇宙望遠鏡の今週の1枚として2019年9月30日に公開されました。

NGC 4194は、衝突合体した2つの銀河によって構成されています。また、銀河の相互作用によって引き起こされた爆発的な星形成領域が銀河の中心部分に見られます。

この銀河はギリシア神話における怪物メデューサに例えられており、「メデューサ銀河」と呼ばれることがあります。輝く銀河の中心はメデューサの人を石に変えてしまう事のできる目。銀河の潮汐力によって引き伸ばされた星の尾は、メデューサのヘビの髪の毛を表しています。

▲2009年に公開された「メデューサ銀河」(Credits: X-ray: NASA/CXC/Univ. of Iowa/P. Kaaret et al. Optical: NASA/ESA/STScI/Univ. of Iowa/P. Kaaret et al. )

また、2009年に公開されたチャンドラX線観測衛星とハッブル宇宙望遠鏡による撮影データの合成画像では、X線による青く輝く中心部分を頭部、周囲のオレンジ色のガス帯を髪の毛と、メデューサとしての表現が少々違っています。

異なる波長データが用いられた2枚の画像。見た目が全く異なっていてもメデューサのその美しい眼光や、振り乱した髪という表現はどちらも共通ですね。

 

関連:天の川銀河とアンドロメダの衝突合体を彷彿させる「UGC 2369」

Image: ESA/Hubble & NASA, A. Adamo
Source: HUBBLE

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