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パナソニックのハンディ掃除機がISSに到着。小動物飼育ミッションをサポート

sorae.jp / 2019年12月24日 17時0分

ハンディ掃除機「きぼう」搭載モデル(地上品の特別仕様モデル)

日本時間2019年12月6日午前2時29分にアメリカのケープカナベラル空軍基地より打ち上げられたスペースXのドラゴン19号機には、パナソニック株式会社のハンディ掃除機が搭載されており、国際宇宙ステーションへ送り届けられました。

パナソニックのハンディ掃除機は、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で進められている小動物飼育装置(MHU:Mouse Habitat Unit)を流れる小動物の排泄物などを吸い取る清掃処理に用いられる予定で、「小型軽量なハンディタイプ」「排泄物の処理を手早く確実に行うための吸引力」「電源を落とした際に吸引した排泄物が逆流しない機構」を基準に、市販の充電式ハンディ掃除機(MC-B20JP)をベースに開発されました。

「きぼう」用として、独自開発の吸口アタッチメント、従来品の5倍の吸引力、内蔵バッテリーから同社製の乾電池「エボルタ」を用いた外付け電池パックに変更するなど、宇宙環境用に最適化されています。

なお、ベースとなった充電式ハンディ掃除機(MC-B20JP)はJAXAの定める規格に適合する高い品質であったことから、短い開発期間で完成したといいます。一般の家電量販店やネットショップで1万円前後(※オープン価格)で購入できるハンディ掃除機が宇宙用として抜擢されるとは凄いですね。

関連:ISSで使用されている血圧計が判明。国内モデルが意外な価格で驚き

<ハンディ掃除機 「きぼう」搭載モデルの概要>

■ベースモデル
【品番】MC-B20JP
【本体寸法(幅×奥行×高さ)】120×297×152mm
【定格電圧】DC 9.6V
【電源方式】充電式(ニカド電池)
【連続使用時間】約22分(※2)
【イオンパワーノズル】あり
【ごみ収集方式】パックレス
【付属品】はけブラシ、すき間用ノズル

■「きぼう」搭載モデル
【品番】-
【本体寸法(幅×奥行×高さ)】120×297×152mm
【定格電圧】DC 9.6V
【電源方式】外付け乾電池パック エボルタ乾電池単3形×42本
【連続使用時間】約60分
【イオンパワーノズル】なし
【ごみ収集方式】紙パック
【付属品】ホース、ブラシ、すき間ノズル、延長ケーブル

Image:  パナソニック株式会社

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