ロシア、第三世代測位衛星を打ち上げ 軽量化と設計寿命の延長を達成
sorae.jp / 2020年10月27日 10時53分
ロシア宇宙軍は、第三世代測位衛星「GLONASS」(グロナス)の打ち上げに成功しました。プレセツク宇宙基地からソユーズ2.1aロケットで発射され、打ち上げ約3時間半後に衛星の分離を確認しました。
GLONASS(Global Navigation Satellite System)はロシアの衛星測位システムです。このシステムは、アメリカの衛星測位システム「the US Global Positioning System」、通称GPSと類似しています。GLONASSはシステム全体の名称ですが、個別の衛星はUragan(ウラガン)と言われ、ハリケーンを意味します。
今回打ち上げられたGLONASSは、第三世代と呼ばれ、衛星の軽量化と設計寿命の延長が施されています。GLONASSは1970年代にソ連時代から計画が開始され、1982年に第一世代の一機目が軌道に乗り、その後も続々と打ち上げられ運用を開始しました。しかし、ソ連の崩壊や衛星の設計寿命が短いことから運用の継続が困難になりました。そして、ソ連崩壊後もロシアが事業を引き継ぐことになり、2001年から改良された第二世代の開発や運用が徐々にスタートしていき、システムが構築されました。
Image Credit: NASASpaceFlight
Source: NASASpaceFlight
文/出口隼詩
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