ボーイングのスターライナー宇宙船、無人飛行試験を7月31日に実施へ 打ち上げ準備進む
sorae.jp / 2021年7月28日 10時0分
NASAとボーイング社は、日本時間7月31日(土)午前3時53分に新型の有人宇宙船「CST-100 Starliner(スターライナー)」の無人軌道飛行試験(OFT-2)を実施すると発表しました。
この試験は無人で行われる予定で、有人飛行に向けた最終試験となります。成功すれば次の打ち上げで、宇宙飛行士がいよいよ搭乗する可能性があります。このミッションでは、スターライナーの打ち上げ、軌道投入、国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキング、地球への再突入、着陸の各段階の試験とデータ収集を実施します。宇宙船の打ち上げは、アメリカ・フロリダ州にあるケープカナベラル宇宙軍基地第41番発射台からULA(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス)のアトラスVロケットを使用して行われる見込みです。なお、打ち上げの時間は当日の天候や機器の調整などで変更となる場合があります。
スターライナー宇宙船は打ち上げから約31分後、所定の軌道に投入される予定です。その後、ISSへ接近し、日本時間8月1日午前4時6分(予定)にドッキングします。宇宙船には180kg以上(約400ポンド)のNASAの荷物とクルーの生活物資が搭載されます。また分離時には250kg以上(約550ポンド)の荷物を地球へ持ち帰ることになっています。
スターライナー宇宙船はNASAの商業乗員プログラム(Commercial Crew Program)の一環として、ボーイング社とNASAが共同開発しました。同時期に選定されたスペースX社のクルードラゴン宇宙船は、すでに3回の有人飛行に成功しています。スターライナー宇宙船もクルードラゴン宇宙船の後を追うように、2019年12月に1回目の無人軌道飛行試験(OFT-1)を実施したものの、機器の不備により宇宙ステーションへドッキングできずに地球へ帰還しました。今回行われるOFT-2は、そのリベンジとなります。
Image Credit: NASA/ULA
Source: NASA
文/出口隼詩
この記事に関連するニュース
-
2021年にISSから投棄された人工物の一部が大気圏再突入後に米国の民家へ落下
sorae.jp / 2024年4月18日 21時21分
-
ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」有人飛行試験は2024年5月6日以降に実施
sorae.jp / 2024年4月3日 16時42分
-
JAXAを退職する若田光一宇宙飛行士が記者会見 今後は民間から宇宙開発に貢献
sorae.jp / 2024年3月29日 19時18分
-
ロシア、宇宙船「ソユーズMS-25」打ち上げ アメリカとベラルーシの宇宙飛行士も搭乗
sorae.jp / 2024年3月27日 17時1分
-
新宇宙船、5月有人飛行試験へ 「スターライナー」でISS往復
共同通信 / 2024年3月23日 16時26分
ランキング
-
1少人数学級・特別支援学級・産育休…少子化でも教員が足りなくなる3つの理由
産経ニュース / 2024年4月19日 19時41分
-
2東海道新幹線の「個室」が100系以来、四半世紀ぶりに復活! 「どこに設けられる?」JR東海に聞いた
オールアバウト / 2024年4月19日 21時45分
-
3家族が認知症?"円満に"検査を促す「誘い方」 「病院になんて行きたくない」と言われたら?
東洋経済オンライン / 2024年4月19日 17時0分
-
4SNSでも「かわいい」「癒し」と話題に! セリアで急増中の「シマエナガ」グッズ15選【一挙紹介】
オールアバウト / 2024年4月18日 20時45分
-
5渋滞へトラックが「ノーブレーキ突入」衝撃の映像!? NEXCO緊急の注意喚起が話題に「運転の上手い人はこんなことしません!」
くるまのニュース / 2024年4月19日 7時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください