安倍総理が消費税を1%下げてくれれば大勝利間違いなし! 中古フェラーリ業界が先取りする日本の景気動向

日刊SPA! / 2017年10月1日 8時54分

コーナーストーンズ代表の榎本修氏(左)と筆者・MJブロンディ

もうすぐ6年目のアベノミクス。雇用統計が完全雇用に近い数字を示し人出不足が叫ばれている一方で、相変わらず実感に乏しいというのが、アベノミクスに対するボンクラ(担当K)の感想であります。経済指標はよくなっているけど景気回復の実感に乏しい。そんな日本の景気の見通しを、中古フェラーリの価格動向から検証しました!

MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi

池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

◆日本の景気を先取り!? 中古業界の動向をフェラーリを2000台売った男に聞きました

 今の日本の景気はいいのか悪いのか? 人手不足が深刻化し、賃金はじわじわ上昇しているが、中古フェラーリ業界はどうか?

 なぜ中古フェラーリ業界かというと、過去の例を見ると、景気動向を適度に先取りして動いて来たからだ。

 バブル崩壊しかり、リーマンショックしかりである。そこで、「フェラーリを2000台売った男」こと、コーナーストーンズ代表の榎本修氏に聞いてみた!

「今、中古フェラーリ業界の景気はかなり悪いです。バブル崩壊直後にちょっと似てます」(榎本氏)

 なんと!

「一般の方はあまりご存じないと思いますが、2年半くらい前をピークに、クラシックフェラーリを中心とした暴騰があったんです。あれは一種のバブルですね」(同)

 250GTOのような希少な旧モデルには、海外オークションで50億円といった値が付き、3000万円台だったF40が1億円になり、5000万円だったF50は1億7000万円に値上がりした。

「あのころウチにF40やF50を買いに来たのは、海外の業者さんばっかりで、できれば日本の愛好家に売りたい僕としては、毎日泣きたい気分でしたよ、ウフフ~」

 当時日本は海外に比べ、それらスペシャルモデルの相場が安かったので、欧米のバイヤーが殺到。“国富”を買い漁って行った。

 こう言うと「やっぱ中国人?」と思われるだろうが、中国人は最近までフェラーリのフの字も知らなかったし、そもそも中古車は輸入禁止。この業界では中国人の関与はほぼ聞かない。彼らの関心の的は、ブイブイ乗り回すための新車のフェラーリだけ。中古フェラーリ業界は、いまだ日米欧を中心に回っている。

 ところが15年後半、あまりの暴騰でついに買い手がつかなくなった。バブル崩壊である。と言っても世界は相変わらずカネ余り。すぐに転売しようと焦るオーナー(ほぼ欧米系)はおらず、値はゆっくりじわじわ下げるにとどまった。

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