アップル、IBM、NEC…ひと目でわかる[パソコン30年進化論]

日刊SPA! / 2018年5月26日 15時51分

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【Apple Computer Macintosh SE】

世の中のトレンドが激変した30年前は、PCの黎明期に当たる。アップル、IBM、NEC。往年の名機と開発コンセプトを探りつつ、最新モデルを考察する

◆誰でも直感的に操れるフレンドリーなPC

 パーソナルコンピュータの歴史を紐解くと、その黎明期においてマッキントッシュが果たした役割は大きい。

 ’84年に発売された初代モデルから、GUIを採用。それまで難しかったPC操作を格段に容易にした。対応ソフトとして、アドビシステムズはフォトショップやイラストレーターを、クォークはDTPソフトを提供していた。そのため、デザインやイラストレーションに関わるクリエイターに愛用されることになる。今も変わらない特徴の一つに、文字表示の美しさがあるのも納得だ。

 だが30年前の’88年に販売されていたSEでも、価格は59万8000円。大卒男性の平均初任給が13万5800円だった頃に、キーボードなどの周辺機器を揃えると、100万円近くにもなる高額製品。

 かつては自動車が買えるほど高価だったものも、今や最上位シリーズのMacBook Proでさえ14万円ちょっとから購入可能となった。よりパーソナルなものとなっているのだ。

30年前【Apple Computer Macintosh SE】

参考価格:59万8000円

1987年に発売。OSには漢字Talkを採用。20MBまたは40MBのHDD、512×342ドットで9型の白黒ディスプレイを採用。重さは7.7kg

現在【Apple MacBook Pro】

実勢価格:14万2800円~

Macintoshを継ぐノート型の最上位シリーズ。13.3型と15.4型から選べ、後者の解像度は2880×1800ドット。重さは1.34kg/2.04kg

◆ビジネスパーソンから熱烈な支持を受け続ける理想のPCのカタチ

 30年前、マッキントッシュとは対照的に、ビジネス用途に特化していたのがIBMのPC。それまで大規模なコンピュータ開発に注力していた同社だが、’87年にはPersonal System/2シリーズをリリース。本格的にパーソナルなコンピュータの開発を始動。デスクトップやディスプレイ一体型、ノート型など、ラインナップも拡充していく。そのノート型の後継に当たるのが、’92年に誕生したThinkpad。ビジネスパーソンが、どこへでも躊躇なく持ち出せるよう、軽量で耐久性が高く、アクシデントに遭っても、データだけは守り抜くPCを開発。このコンセプトは、変わらず貫かれている。

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