格安スマホのデメリットは?安さだけで乗り換えるのは危険

日刊SPA! / 2018年11月19日 15時51分

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 ITジャーナリストの久原健司です。

 最近、携帯電話の料金引き下げについて話題になることが多いですね。現在3大キャリアでは2~3ギガの通信料として月4000円程度かかり、値段の高さに不満を感じている人も多いかと思います。しかし、格安スマホの場合は1500円程度でサービス提供されているところもあり、近年大手キャリアから乗り換えるユーザーが多くなっています。

 ではこの格安スマホ、一体どのような仕組みで料金を引き下げているのでしょうか?詳しい人には「今さら」ですが、実は知らない人が意外といる“格安なワケ”を解説しましょう。

◆格安スマホはなぜ安い?

 一般に「格安スマホ」と呼ばれる中には、

①MVMO(IIJmio、楽天モバイル、LINEモバイル、mineoなどなど)

②大手キャリアグループのサブブランド(ソフトバンク系のY!mobile、au系のUQ mobileの2つ)

という2種類があります。

 まず、格安スマホのほとんどを占める①MVMOについて。

 MVMO(Mobile Virtual Network Operator)とは、「他社の携帯電話回線の一部を借りて、リーズナブルな料金で提供する業者」を指します。

 なぜ他社の携帯電話回線の一部を借りると安くなるかというと、経営にかかるコストの少なさが影響しています。MVMOは自分で通信回線を持たないので、アンテナや基地局を作るなど膨大なコストがかかりません。また店舗も、3大キャリアと比べると非常に少ない(または、ない)ので店舗費用や人件費が大幅に圧縮されます。その分利用料金が安いわけです。

 さらに、端末価格も安いものが多く、その点も月々の支払い額が安くなる理由です。高性能のものでも5万円程度で購入でき、1万円や2万円の端末も数多くあります。しかし安いなりに弊害もあり、3大キャリアであればある程度されている初期設定が、格安スマホは自身で行わなければいけないケースもあります。

◆格安スマホ最大のデメリットは「遅さ」

 安さに惹かれて格安スマホに乗り換えた利用者の中で最もクレームが多いのが、「通信速度が遅い」ことです。なぜ3大キャリアの回線を借りているのに通信速度が遅いのか? 実は、借りている回線の本数をギリギリに抑えているからなのです。

 道路と車の関係に例えると、3大キャリアは道路が10車線あるのに対して、MVMOは2車線しかないという状況です。もし同じ数のユーザーが通信した場合、どちらが渋滞せずにスムーズに進むかは一目瞭然ですよね。

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