利用スタイル別「賢いMicrosoft Officeの選び方」ダウンロード、クラウド…お得なのは?

日刊SPA! / 2019年2月20日 15時53分

写真

サブスクリプションタイプでいつでも最新機能が使える「Office 365」

◆~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第36回~

 2019年1月22日、「Microsoft Office 2019」が発売された。ビジネスでもプライベートでも、WordやExcel、PowerPointを利用している人は多いことだろう。しかし、Microsoft Officeは販売形態が複数あり、何を買うべきがわかりにくい。そこで今回は、利用スタイルや価格などを考慮したOfficeの選び方を紹介する。

◆旧式Officeは使い続けてOK?

 まず、古いOfficeを使い続けるという選択肢を検討してみよう。

 Office 2007以前の製品はサポートが終了しており、利用しないほうがいい。起動したとしてもセキュリティ面で不安があるためだ。Office 2010とOffice 2013はメインストリームサポートが終了し、現在、延長サポートの期間中だ。延長サポートでは、機能の追加や仕様変更などは行われず、セキュリティ更新プログラムのみが提供される。最低限のトラブルを防ぐための措置だ。Office 2010はそれも2020年10月に切れてしまう。Office 2013の延長サポートは2023年4月まで、Office 2016のメインストリームサポートは2020年10月までで、延長サポートは2025年までと余裕がある。Office 2010以前のユーザーは買い換えを検討することをオススメする。

◆永続ライセンスか? サブスクリプションか?

 Officeを導入する際は、まず製品のタイプを選ぶ。買い切り型の永続ライセンスか、月額/年額課金のサブスクリプションの2種類がある。永続ライセンスなら、サポートが切れるまでは追加料金なしで使い続けられる。サブスクリプションタイプであれば、常に最新の機能を利用でき、契約している限りずっと使い続けられる。

 どちらが安いのか、というなら永続ライセンスタイプのほうが割安。製品発売後、メインストリームサポートは5年間、続く延長サポートも5年間あるためだ。しかし、最新の機能に対応しなくなる、というのには注意が必要だ。

◆PC1台でしか使わないならプリインストールPCがお得!

 PC1台だけで使うなら、OfficeがプリインストールされているPCを選ぶのが安いし、手っ取り早い。Office Premiumが同梱されているなら、Officeの永続ライセンスと、サブスクリプションタイプ1年分のライセンスが利用できるので便利。1年間はOffice 365のサービスと共にOfficeを利用でき、その後もアプリは永続的に利用できる。Office Premiumは利用できるアプリによって3種類あり、「Office Personal Premium」がWord/Excel/Outlookのみが使えるシンプルタイプ。「Office Home & Business Premium」がWord/Excel/PowerPoint/Outlook、「Office Professional Premium」がWord/Excel/PowerPoint/Outlook/Publisher/Accessが利用できる。

 最近は、Premiumではなく、後ほど紹介する永続ライセンスタイプのOfficeが付属していることも多い。今後は、「Office Home & Business 2019」を付属する製品が増えることだろう。

◆Macユーザーにオススメのタイプは?

 PCを買い換えるタイミングでないなら、何らかのOffice製品を購入・契約する必要がある。サブスクリプションでいいなら、「Office 365 Solo」がオススメ。個人向けのプランでWord/Excel/PowerPoint/Outlook/Publisher/Access/OneDrive/Skypeが利用できる。1ユーザーに限定されるが、インストール台数は制限なし。対応OSはWindowsだけでなく、MacやiOS、Androidで、同時接続は5台までとなる。価格は1か月1274円(税込み)で、年払いだと2か月分お得になる。

 MacでOfficeを買い切りたいなら、「Office Home & Business 2019」を利用する。WindowsとMacの2台までインストールできる永続ライセンスで、Word/Excel/PowerPoint/Outlookを利用できる。DVDメディアの入ったパッケージ版はなく、プロダクトキーが記載されたカードが入っているPOSA版とオンラインストアから購入できるダウンロード版があり、価格は3万7584円(税込み)となる。

 Windowsであれば、永続ライセンスタイプがあと2つある。利用できるのがWord/Excel/Outlookだけとシンプルな「Office Personal 2019」とWord/Excel/PowerPoint/Outlook/Publisher/Accessが利用できる「Office Professional 2019」だ。どちらも1ユーザーで、2台までのインストールが可能。OSはWindows 10のみ。価格はPersonalが3万2184円、Professionalが6万4584円だ。なお、PersonalはPOSA版とダウンロード版があるが、Professionalはダウンロード版のみとなる。

◆個人事業主なら企業向けのOffice 365

 もう1つオススメして起きたいのが企業向けのOffice 365。「Office 365 Business」というプランが、月額1166円、年払いだと月額972円相当となり、「Office 365 Solo」より安くなるのだ。利用できるアプリは、Word/Excel/PowerPoint/Outlook/Publisher/Accessで、クラウドストレージはマイクロソフトアカウントで利用するOneDriveとは別扱いのOneDrive Businessが付属する。1ユーザー当たり、15デバイスまでインストールできるのも助かるところ。個人事業主として、個人ユーザーが契約することも可能だ。しかし、Skypeがなく、マイクロソフトアカウントではなく、企業アカウントを作成する必要があるなど、使い勝手は少し異なるので注意が必要だ。

 まとめると、Macで使うならサブスクリプションタイプ「Office 365 Solo」もしくは永続ライセンス「Office Home & Business 2019」のどちらかから選ぶ。それ以外の個人で利用するなら、サブスクリプションタイプ「Office 365 Solo」がオススメ。価格重視なら「Office 365 Business」もありだがビジネスアカウントを作成する必要がある。ちなみに、「Office 365 Business」はMacもOK。買い切りがいいなら、「Office Home & Business 2019」のコスパがいい。PowerPointなしで少し安いタイプと、フルラインナップで6万円超えの高いタイプもある。Office選びはニーズと予算に合わせて、賢く選ぼう。

【柳谷智宣】

お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2年前に海底熟成ウイスキーを扱う「トゥールビヨン」を立ち上げ、現在販売中

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング