おっさんに読んでほしいマンガBEST 5「名作、とにかく読んで!」

日刊SPA! / 2019年3月1日 15時50分

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 あと残りわずかで、平成が終わる。が、この30年間、これといって成長を実感できない……などとため息をついている人も多いのでは? そんな人へぜひオススメしたい、“自分を変えてくれる”本を、プロの読者家たちが厳選! 新元号とともに新しい自分へと変身だ。

◆「マンバ通信」編集長・伊藤ガビン氏が薦める、おっさんに読んでほしいコミック本BEST 5

 マンガをスマホやPCで読む人が増えたことで、インターネットからデビューする作家が一気に増えたのが昨今。例えば『王様ランキング』はマイナーサイトに2年以上ひっそりと投稿していた作品だったのに、インフルエンサーに発見&SNSで拡散されて一気に人気が出ました。

 また漫画の電子化により、絶版という概念がなくなったので、古い作品を読む人が増えました。『あれよ星屑』や『ロッタレイン』のように10巻以内で完結する過去の良作に出合えるチャンスなので、ぜひ!

◆ネットで人気のモノや過去の良作が狙い目!

『王様ランキング』

十日草輔/KADOKAWA/702円 

「耳の聞こえない非力な王子が主人公のファンタジー。40代になってマンガを再び描き始めたという異色の著者のデビュー作です。初登場時は意地悪に見えるキャラクターにも事情があり、それぞれの善を貫こうとする姿が素晴らしい」

『セッちゃん』

大島智子/小学館/1080円

「気鋭のイラストレーターが、初めて描いたマンガデビュー作。誰とでも寝ちゃう女のコの日常を通じて、岡崎京子の影響を受けながら、3.11によって断たれた岡崎京子的でない世の中をどう消化するかというアンサーにもなっています」

『スピン』

ティリー・ウォルデン/河出書房新社/1728円

「アメリカに住むレズビアンの少女の10代を描いた自伝的グラフィックノベル。フィギュアスケートに打ち込んでいるけれど、天才や落ちこぼれといった極端な存在ではない少女の日常がすごく鮮烈。弱冠22歳の著者の才能がすさまじい!」

『あれよ星屑』

山田参助/KADOKAWA/691円~

「’18年に全7巻で完結した、敗戦直後の日本が舞台の傑作。現代では漂白されてしまう、戦後にあったはずの野坂昭如的な活気や猥雑な不衛生さを表現しようと、現代のマンガ技術では失われてしまった方法でマンガを描いています」

『ロッタレイン』

松本剛/小学館/750円~

「すべてを失った主人公と血のつながらない義妹とのラブストーリー。全3巻で終わる作品ですが、とにかく絵の構図が完璧でかっこいい! 話の展開も心をえぐられるような裏切り方をしながら進み、ヒリヒリします。とにかく読んで!!」

【伊藤ガビン】

「マンガが読みたくなる気持ち」「面白かったマンガを語りたい気持ち」をブーストする読み物サイト「マンバ通信」編集長。編集者

― 平成最後に読むべき本 ―

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